システムの復元の開始直後にシステムをオンラインにする Acronis 独自のテクノロジ。システムはバックアップから起動して、コンピュータが使用可能になり、必要なサービスを提供できるようになります。要求された処理に必要なデータが最高の優先度で復元され、それ以外のすべてのデータはバックグラウンドで復元されます。制限事項:
異なるハードウェアまたは仮想コンピュータ上で Windows または Linux の起動を支援する Acronis 独自のテクノロジ。Universal Restore は、ストレージ コントローラ、マザーボード、チップセットなどのオペレーティング システムの起動にとって重要なデバイスの相違に対応します。
次の場合はUniversal Restore を使用できません。
いずれの機能も主に同じコンピュータ上での簡単なデータ復元を目的としているためです。
ブータブル エージェントの改訂版。システム ディスクに常駐し、起動時に [F11] キーを押すと起動するように設定されています。Acronis スタートアップ リカバリ マネージャを使用すると、ブータブル レスキュー ユーティリティを起動するためのブータブル メディアまたはネットワーク接続が不要になります。
Acronis スタートアップ リカバリ マネージャは、モバイル ユーザーにとって特に役に立ちます。障害が発生した場合、ユーザーはコンピュータを再起動し、[Press F11 for Acronis Startup Recovery Manager…] というプロンプトに対して [F11] キーを押して、通常のブータブル メディアと同じ方法でデータ リカバリを実行します。
制限事項: Windows ローダーと GRUB 以外のローダーは、再起動が必要です。
管理対象のコンピュータ内にあるバックアップ アーカイブを保存するための安全なボリューム。利点:
制限事項: Acronis セキュア ゾーンはダイナミック ディスク上に構成できません。
Acronis セキュア ゾーンは、個人用格納域と見なされます。
Exchange データベースには次の 2 種類があります。
物理的には、データは次の種類のファイルに保存されます。
バックアップ アーカイブのサイズとアーカイブから使用可能な復元ポイントの数の間で、最適なバランスを維持するための一般的なバックアップ スキーム。GFS では、直近の数日間を対象とした日単位での復元、直近の数週間を対象とした週単位での復元、過去の任意の時点を対象とした数ヵ月単位での復元を実行できます。
詳細については、「GFS バックアップ スキーム」をご参照ください。
通常、配置、テスト、診断およびシステム修復の目的で OEM や企業で使用される、最小限の Windows システムです。PXE、CD-ROM、USB フラッシュ ドライブ、またはハード ディスクを使用してコンピュータで WinPE を起動できます。WinPE 用 Acronis プラグインを使用して、Acronis Backup エージェントをプレインストール環境で実行することができます。
Acronis Backup エージェント for Windows のプレインストール環境の改訂版。ブータブル メディア ビルダを使用して、WinPE イメージにプラグインを追加できます。そのブータブル メディアを使用して、任意の PC 互換コンピュータを起動し、オペレーティング システムを使用せずに、ほとんどの(ある程度の制限がありますが)直接管理操作を実行できます。GUI を使用してローカルで、またはコンソールを使用してリモートから操作を設定および制御できます。
「バックアップ アーカイブ」を参照してください。
ユーザーの目的達成のために Acronis Backup によって実行されるアクション。例: バックアップ、復元、バックアップのエクスポート、格納域のカタログ作成。アクティビティは、ユーザーまたはソフトウェア自体によって開始されます。タスクを実行すると必ず 1 つ以上のアクティビティが発生します。
ディスク バックアップと同じです。
バックアップが重複除外格納域に保存された後で、ストレージ ノードによって実行されるアクティビティ。
インデックス付け中に、ストレージ ノードによって次の操作が実行されます。
インデックス付けは、バックアップ処理中にエージェントによって実行される「ソースにおける重複除外」とは反対の「ターゲットにおける重複除外」と考えることができます。ユーザーは、インデックス付けを一時停止および再開することができます。
Microsoft Exchange Server は、インフォメーション ストア(Exchange 2003/2007 の場合)、Exchange ストア(Exchange 2010 の場合)、または管理ストア(Exchange 2013 の場合)と呼ばれる 1 つのレポジトリにデータを格納します。インフォメーション ストアの主な論理コンポーネントは、ストレージ グループ(Exchange 2003/2007 のみ)と Exchange データベースです。
データのバックアップと復元を実行し、タスク管理やハード ディスクの操作などの他の管理操作をコンピュータ上で実行できるようにするアプリケーション。
バックアップできるデータの種類はエージェントの種類によって異なります。Acronis Backup には、ディスクとファイルをバックアップするためのエージェント、および仮想化サーバー上に存在する仮想コンピュータをバックアップするためのエージェントが含まれています。
操作によって、指定したロケーションに、アーカイブのコピーまたはアーカイブの自己完結型の部分コピーが作成されます。エクスポート操作は、1 つのアーカイブ、1 つのバックアップ、または同じアーカイブに属する選択したバックアップに適用できます。格納域全体は、コマンド ライン インターフェイスを使用してエクスポートできます。
バックアップをカタログ作成すると、バックアップの内容がデータ カタログに追加されます。バックアップは、作成されるとすぐに自動的にカタログ作成されます。ストレージ ノードに保存されているバックアップはノードによってカタログ作成されます。それ以外の場所に保存されているバックアップは、エージェントによってカタログ作成されます。バックアップ オプションでは、ユーザーが完全カタログ化か高速カタログ化のどちらかを選択できます。完全カタログ化は手動で開始することもできます。
古いバックアップを破棄するため、またはアーカイブが特定のサイズを超えないようにするために、バックアップ アーカイブからバックアップを削除することです。
クリーンアップには、保持ルールをアーカイブに適用する処理で構成されます。保持ルールは、アーカイブを生成するバックアップ計画によって設定されます。保持ルールに違反しているかどうかに応じて、クリーンアップによってバックアップが削除または移動される場合があります。
トランザクション ログ ファイルを切り捨てることなく、Microsoft Exchange インフォメーション ストア、ストレージ グループ、またはデータベースの完全バックアップを作成します。継続的なバックアップ計画を妨げることなく完全バックアップを取得したい場合、このバックアップ メソッドを使用してください。たとえば、データベースが CDP で保護されていても、オフサイトの場所への移動、テスト、分析などを目的としてデータベースをコピー バックアップできます。
コピー バックアップと高速完全バックアップを同時に利用することはできません。バックアップ計画の作成時、いずれかのメソッドのみ選択できます。
Acronis エージェントおよび Acronis Backup 管理サーバーにリモートまたはローカルでアクセスするためのツールです。
管理者は、コンソールを管理サーバーに接続すると、集中管理されたバックアップ計画を設定したり、他の管理サーバーの機能にアクセスしたりできます。つまり集中管理を実行できます。管理者は、コンソールとエージェントの直接接続を使用すると直接管理を実行できます。
オペレーティング システムのインストールによって一意に識別される物理コンピュータまたは仮想コンピュータ。複数のオペレーティング システムがインストールされたコンピュータ(マルチブート システム)は、複数のコンピュータと見なされます。
シングルパスのバックアップ(アプリケーション対応バックアップ)は、ディスクにある VSS 対応アプリケーションのメタデータを含むディスク バックアップです。このメタデータを使用すると、ディスクやボリューム全体を復元しなくても、バックアップしたアプリケーション データの参照と復元ができるようになります。
Exchange 2003/2007 では、ストレージ グループは、Exchange データベース、関連トランザクション ログ、チェックポイント、およびその他のシステム ファイルの論理的なコンテナです。ストレージ グループ内のすべてのデータベースは、単一のログ ストリームを共有します。ストレージ グループは、バックアップおよび復元対象の基本単位です。
Exchange 2010 以降には、ストレージ グループという概念は引き継がれていません。そのため、バックアップ対象として個々のデータベースを選択することができます。各データベースは、必要な関連ファイルと共にバックアップされます。
企業データの保護に必要となる各種リソースの使用を最適化するためのサーバー。これは、管理対象の格納域を作成することによって達成されます。管理者はストレージ ノードによって次のことを実現できます。
管理者が指定したメンバシップ条件に従って管理サーバーが自動的に追加するコンピュータのグループです。Acronis Backup には、次のメンバシップ条件があります。
コンピュータは、コンピュータがグループの条件を満たす限りダイナミック グループ内に残ります。ただし、管理者は例外を指定することで、特定のコンピュータが条件を満たしていてもダイナミック グループから除外することができます。
Windows 2000 以降から提供されている論理ディスク マネージャ(LDM)によって管理されるハード ディスク。LDM を使用すると、ストレージ デバイス上でより柔軟にボリュームを割り当てることができるようになり、フォールト トレランスとパフォーマンスが向上し、ボリューム サイズを大きくすることができます。
ダイナミック ディスクではマスタ ブート レコード(MBR)または GUID パーティション テーブル(GPT)パーティション スタイルを使用できます。MBR または GPT に加えて、各ダイナミック ディスクには LDM がダイナミック ボリュームの設定を保存する隠しデータベースがあります。各ダイナミック ディスクにはディスク グループ内に存在するすべてのダイナミック ボリュームに関する完全な情報が保持され、これによりストレージの信頼性が向上します。このデータベースは、MBR ディスクの最後の 1MB を占有します。GPT ディスク上で、Windows は Microsoft 予約パーティション(MSR)から領域を取得して、専用の LDM メタデータ パーティションを作成します。
ディスク 1: |
MBR |
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LDM データベース
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1MB |
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ディスク 2: |
保護 MBR |
GPT |
Microsoft 予約 パーティション(MSR) |
LDM データベース
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GPT |
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LDM メタデータ パーティション 1MB |
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MBR(ディスク 1)と GPT (ディスク 2)ディスク上に作成されたダイナミック ディスク。
ダイナミック ディスクの詳細については、次の Microsoft サポート技術情報の記事をご参照ください。
Disk Management (Windows XP Professional Resource Kit) http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/bb457110.aspx
816307 Windows Server 2003 ベースのコンピュータでのダイナミック ディスクの使用に関する推奨事例 http://support.microsoft.com/kb/816307/ja.
ダイナミック ディスク、より正確には、ディスク グループ上に存在するボリューム。ダイナミック ボリュームは、複数のディスクにまたがることが可能です。ダイナミック ボリュームは、通常、以下のように特定の目的に基づいて構成されます。
Acronis Backup によって特定の時間またはイベント時に実行されるアクションのセット。アクションは、人間が判読できないサービス ファイルに記述されます。時間またはイベント(スケジュール)は、保護されたレジストリ キー(Windows)またはファイル システム(Linux)に保存されます。
Exchange トランザクション ログ ストリームに添付され、Exchange によってログ情報がどれだけデータベース ファイルへ書き込まれているのかを追跡するファイルです。
共通の設定データを LDM データベースに格納した結果、総体的に管理できるようになったダイナミック ディスクの集合体。通常、同じコンピュータ内で作成されるすべてのダイナミック ディスクは、同じディスク グループのメンバです。
LDM または別のディスク管理ツールによって最初のダイナミック ディスクが作成されるとすぐに、ディスク グループ名がレジストリ キー HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\dmio\Boot Info\Primary Disk Group\Name に設定されます。
次に作成またはインポートされるディスクは同じディスク グループに追加されます。少なくとも 1 つのメンバが存在している限り、そのグループは存在します。最後のダイナミック ディスクが切断されるかベーシック ディスクに変換されると、そのグループの使用は中止されますが、その名前は上記のレジストリ キーに保持されます。ダイナミック ディスクが作成または再接続されると、1 つ多い番号を付加した名前のディスク グループが作成されます。
別のコンピュータに移動した場合、ディスク グループは「外部」と見なされ、既存のディスク グループにインポートするまで使用できません。インポートによって、ローカル ディスクと外部ディスク両方の設定データがアップデートされ、1 つのエンティティになります。コンピュータ上にディスク グループが存在していない場合、外部グループはそのままの状態(元の名前)でインポートされます。
ディスク グループの詳細については、次の Microsoft サポート技術情報の記事を参照してください。
222189「Windows のディスク管理における "ディスク グループ" について」(http://support.microsoft.com/kb/222189/JA-JP/)
ディスクまたはボリュームのセクタ ベースのコピーをパッケージ化したバックアップ。通常は、データを含むセクタのみコピーされます。Acronis Backup では、すべてのディスク セクタをそのままコピーするオプションが用意されています。これにより、サポートされていないファイル システムのイメージ作成が可能になります。
データ カタログを使用すると必要なバージョンのデータを簡単に見つけて復元対象として選択することができます。管理対象のコンピュータ上で、ユーザーは、このコンピュータからアクセス可能な任意の格納域内のデータを表示および検索することができます。管理サーバー上で使用可能な集中管理されるカタログには、ストレージ ノードに保存されているすべてのデータが含まれています。
物理的には、データ カタログはカタログ ファイルに保存されます。すべての格納域で、通常は格納域に直接置かれる専用のカタログ ファイルのセットを使用します。テープ ストレージなど、カタログ ファイルのセットを使用できない場合、カタログ ファイルは管理対象のコンピュータまたはストレージ ノードのローカル フォルダに保存されます。さらに、ストレージ ノードは、高速にアクセスできるようにするためにリモート格納域のカタログ ファイルもローカルに保存します。
Exchange データベース、およびアクティブ ディレクトリからの Exchange 関連情報が格納されたバックアップです。データベース レベルのバックアップを実行すると、Acronis Backup は、ボリューム シャドウ コピー サービス(VSS)を使用して取得されたスナップショットから、データベース ファイル、トランザクション ログ ファイル、およびその他関連ファイルを、ファイル レベルでバックアップします。Exchange Server 構造、クラスタ構造、ユーザー アカウント、ユーザー設定は、アクティブ ディレクトリから取り出されます。
このバックアップの種類の主要な目的は、Exchange の災害復旧です。メールボックス、フォルダ、電子メール、連絡先、タスク、メモ、およびその他のアイテムをデータベース バックアップから復元することも可能です。
トランザクション ログ ファイル(.log)には、Exchange データベースまたはストレージ グループに対して行われたすべての変更内容が保存されます。Exchange は、変更をデータベース ファイルにコミットする前に、その変更をトランザクション ログ ファイルに書き込みます。変更内容が安全にログに書き込まれないかぎり、その変更内容がデータベースに書き込まれることはありません。これにより、突然データベースに障害が発生しても、データベースを確実に矛盾のない状態に復元できます。
1 つのログ ファイルのサイズは 1024 KB です。アクティブ ログ ファイルがいっぱいになると、Exchange はこのファイルを閉じて、新しいログ ファイルを作成します。連続した一連のログ ファイルは、ログ ストリームと呼ばれます。各データベースまたはストレージ グループには独自のログ ストリームが用意されています。
トランザクション ログ ファイルを削除する処理です。Exchange は、次のタイミングでトランザクション ログ ファイルを切り捨てます。
いずれの場合も、Exchange が削除するのは、チェックポイントよりも古いファイルだけです。つまり、それらのファイルからのトランザクションは既にコミットされ、データベースに書き込まれています。
トランザクション ログ バックアップには、トランザクション ログ ファイルとチェックポイント ファイルが保存されます。
最初のバックアップでは、Acronis Backup が、対象となる Exchange インフォメーション ストア、ストレージ グループ、またはデータベースの標準完全バックアップを作成します。その後は、ログ ファイルとチェックポイント ファイルだけがバックアップされます。バックアップが成功するたびにトランザクション ログ ファイルが切り捨てられます。Exchange で、循環ログ方式を無効にする必要があります。無効にしないと、バックアップは失敗します。
トランザクション ログ バックアップがあれば、Exchange データを任意のリカバリ ポイントに復元することができます。データはまず、完全バックアップに保存されている状態に復元されます。次に、トランザクション ログが適用されます。
バックアップは、バックアップ処理を 1 回実行した結果です。物理的には、特定の日時にバックアップされたデータのコピーを含むファイルまたはテープのレコードです。Acronis Backup によって作成されたバックアップの拡張子は TIB です。バックアップをエクスポートまたは統合した結果である TIB ファイルもバックアップと呼びます。
バックアップ計画によって作成および管理されるバックアップのセット。1 つのアーカイブに、複数の完全バックアップだけでなく、増分バックアップと差分バックアップも格納できます。同じアーカイブに属するバックアップは、常に同じ場所に保存されます。バックアップ計画にコピーまたはバックアップの複数の場所への移動が含まれている場合は、各場所にあるバックアップが別々のアーカイブを形成します。
バックアップの前後に実行するコマンド、バックアップ ストリームに割り当てるネットワークの最大帯域幅、データ圧縮レベルなどのバックアップ操作の設定パラメータ。バックアップ オプションは、バックアップ計画の一部です。
バックアップ スケジュール、保持のルール(オプション)、およびクリーンアップ スケジュールが含まれているバックアップ計画の一部です。たとえば、毎月の末日の午前 10 時に完全バックアップを実行し、日曜日の午後 10 時に増分バックアップを実行します。3 か月経過したバックアップは削除されます。バックアップ操作が完了するたびに削除するバックアップが確認されます。
Acronis Backup では、GFS やハノイの塔のような、一般的な最適化バックアップ スキームを使用したり、カスタム バックアップ スキームを作成したり、データを 1 度にバックアップしたりすることが可能です。
特定のコンピュータ上で特定のデータを保護する方法を指定したルールのセット。バックアップ計画では次のものを指定します。
たとえば、バックアップ計画には次の情報を含めることができます。
物理的には、バックアップ計画は管理対象のコンピュータ上で実行されるタスクの集まりです。
バックアップ計画は、コンピュータ上で直接作成するか別のコンピュータからインポートするか(ローカル計画)、管理サーバーからコンピュータに伝達することができます(集中管理用計画)。
データを特定の日時の状態に戻すため、コンピュータのハード ディスクに存在しているデータのコピーを作成する処理。
バックアップ アーカイブのサイズとアーカイブから使用可能な復元ポイントの数の間で、最適なバランスを維持するための一般的なバックアップ スキーム。復元単位が 3 つのレベル(日単位、週単位、月単位)のみの GFS スキームとは異なり、ハノイの塔スキームは、バックアップの世代数が増えるにつれて、復元点間の時間間隔が短くなります。これにより、バックアップ ストレージを非常に効率よく使用することができます。
詳細については、「ハノイの塔バックアップ スキーム」をご参照ください。
管理サーバー上に永続的に存在するコンピュータのグループ。
ビルトイン グループは削除することも、他のグループに移動することも、手動で変更することもできません。ビルトイン グループ内にカスタム グループを作成することはできません。管理サーバーからコンピュータを削除する以外に、ビルトイン グループからコンピュータを削除する方法はありません。
Acronis Backup エージェントのほとんどの機能を備えたブータブル レスキュー ユーティリティ。ブータブル エージェントは Linux カーネルが基になっています。ブータブル メディアまたは Acronis PXE Server を使用してコンピュータをブータブル エージェントで起動できます。GUI を使用してローカルで、またはコンソールを使用してリモートから操作を設定および制御できます。
ブータブル メディアまたは WinPE 用 Acronis プラグインがインストールされた Windows プレインストール環境(WinPE)を格納する、物理的なメディア(CD、DVD、USB フラッシュ ドライブ、またはコンピュータによってブート デバイスとしてサポートされるその他のメディア)。Acronis PXE サーバーまたは Windows 展開サービス(WDS)からネットワーク ブートを使用して、前述の環境でコンピュータを起動することも可能です。ブータブル コンポーネントがアップロードされたこれらのサーバーは、ブータブル メディアの一種と考えることもできます。
ブータブル メディアは次の状況で最も多く使用されます。
バックアップからデータを復元できるかどうかを確認する処理です。
ファイル バックアップのベリファイでは、バックアップからダミーの復元先に対してすべてのファイルの復元を疑似的に実行します。ディスク バックアップのベリファイでは、バックアップに保存されているすべてのデータ ブロックのチェックサムを計算します。両方の処理で、リソースを集中的に使用します。
ベリファイの成功は復元の成功の可能性が高いことを示しますが、復元処理に影響するすべての要因を確認するわけではありません。オペレーティング システムをバックアップする場合、ブータブル メディアから予備のハード ディスク ドライブに復元テストを実行した場合にのみ将来の復元が保証されます。
Exchange メールボックスまたはパブリック フォルダ、またはその両方のコンテンツが保存されたバックアップです。Acronis Backup は、Messaging Application Programming Interface(MAPI)を使用してメールボックスのコンテンツにアクセスするので、複数のメールボックスのバックアップには時間がかかる場合があります。メールボックスレベルのバックアップは、少数のメールボックスを頻繁にバックアップする必要がある場合に有効です。それ以外の場合、データベースレベルのバックアップをご検討ください。
ブータブル メディアを作成するための専用ツール。
復元可能なバックアップ データの日時。
バックアップを別の場所にコピーします。デフォルトでは、バックアップは、作成後すぐにコピーされます。ユーザーは、レプリケーションの非作業期間を設定することによって、バックアップのコピーを延期することができます。
この機能は、Acronis Backup & Recovery 10 で提供されていたバックアップ保存先の二重化の機能を置き換えて拡張するものです。
直接管理を使用して管理対象のコンピュータ上で作成されるタスク。
直接管理を使用して管理対象のコンピュータ上で作成されるバックアップ計画。
AES(Advanced Encryption Standard)に従って暗号化されたバックアップ アーカイブ。アーカイブの暗号化オプションとパスワードをバックアップ オプションで設定すると、そのアーカイブに属する各バックアップは、エージェントによって暗号化されてから保存先に保存されます。
すべての読み書きが、ストレージ ノードによって透過的に暗号化および暗号化解除される管理対象の格納域。暗号化キーはノードに保存された格納域専用の暗号化キーを使用します。ストレージ メディアが盗まれたり権限のない人物によってアクセスされた場合でも、格納域の内容はストレージ ノードにアクセスしなければ、暗号化解除することはできません。暗号化されたアーカイブは、エージェントが実行する暗号化によって暗号化されます。
Acronis Backup 管理サーバーでは、コンピュータにエージェントをインストールせずに、そのコンピュータを仮想ホストからバックアップできる場合、コンピュータは仮想コンピュータと見なされます。このようなコンピュータは、[仮想コンピュータ] セクションに表示されます。エージェントがゲスト システムにインストールされた場合、コンピュータは [エージェントがインストールされているコンピュータ] セクションに表示されます。
バックアップ アーカイブの保存場所。格納域はローカル ドライブ、ネットワーク上のドライブ、または外部 USB ドライブなどの取り外し可能なメディア上に作成できます。格納域のサイズまたは格納域内のバックアップの数を制限する設定はありません。クリーンアップを使用して各アーカイブのサイズを制限できますが、格納域に保存するアーカイブの合計サイズはストレージの容量のみで制限されます。
バックアップ用に選択した全データが含まれた自己完結型のバックアップ。完全バックアップからデータを復元する場合は、他のバックアップにアクセスする必要はありません。
企業ネットワーク内のデータ保護を管理する中央のサーバー。Acronis Backup 管理サーバーは、管理者に次の機能を提供します。
ネットワーク上に複数の管理サーバーがある場合、それらのサーバーは独立して動作し、異なるコンピュータを管理し、異なる集中管理用格納域を使用してアーカイブを保存します。
少なくとも 1 つの Acronis Backup エージェントがインストールされた物理または仮想コンピュータ。
ストレージ ノードによって管理される集中管理用格納域。管理対象の格納域内のアーカイブには次の方法でアクセスできます。
bsp://node_address/vault_name/archive_name/
物理的には、管理対象の格納域は、ネットワーク共有、SAN、NAS、ストレージ ノードのローカル ハード ディスク ドライブ、またはストレージ ノードにローカル接続されたテープ ライブラリに置くことができます。ストレージ ノードは、管理対象の格納域に保存される各アーカイブをクリーンアップおよびベリファイします。管理者は、ストレージ ノードが実行するその他の処理(重複除外、暗号化)を指定することができます。
継続的データ保護(CDP)により、保護されたデータを任意のリカバリ ポイントの状態に復元することができます。
Acronis Backup では、CDP は、Microsoft Exchange インフォメーション ストア、ストレージ グループ、およびデータベースに対して適用可能なバックアップ スキームです。このスキームでは、完全バックアップを実行するタイミングを指定します。また、Exchange がトランザクション ログ ファイルを閉じると同時に、このファイルが自動的にバックアップされます。完全バックアップとトランザクション ログ バックアップの両方があれば、あらゆるリカバリ ポイントを選択して Exchange データを復元できます。
「バックアップ計画」をご参照ください。
直接管理を使用して作成されたローカルまたはネットワーク上の格納域。個人用格納域が作成されると、管理対象のコンピュータの [格納域] 一覧に個人用格納域へのショートカットが表示されます。複数のコンピュータで、ネットワーク共有などの物理的に同じ場所を個人用格納域として使用できます。
Exchange インフォメーション ストア、ストレージ グループ、またはデータベースの完全バックアップの作成方法です。このメソッドでは、前回の完全バックアップ後に行われた変更のみが Acronis Backup によりバックアップされます。変更されていないデータは、そのデータへのリンクによって置き換えられます。
標準完全バックアップとの比較:
高速完全バックアップとコピー バックアップを同時に利用することはできません。バックアップ計画の作成時、いずれかのメソッドのみ選択できます。
差分バックアップでは、最新の完全バックアップにデータの変更が保存されます。差分バックアップからデータを復元するには、対応する完全バックアップにアクセスする必要があります。
バックアップされたデータ アイテムの一覧およびバックアップからそれらのアイテムを復元する方法に関する詳細な指示を含むドキュメント。
対応するバックアップ オプションが有効になっている場合、バックアップ計画によって最初に正常に実行されたバックアップの後、およびデータ アイテムや DRP パラメータの一覧の変更後に、DRP が作成されます。DRP は指定した電子メール アドレスに送信したり、ローカル フォルダまたはネットワーク フォルダにファイルとして保存することができます。
Acronis Backup 管理サーバーと呼ばれる集中管理ユニットを使用した Acronis Backup インフラストラクチャの管理。集中管理操作には次のものが含まれます。
管理サーバーから管理対象のコンピュータに配置されるバックアップ計画。この計画は、管理サーバー上で元のバックアップ計画を編集する場合にのみ変更できます。
管理サーバーからコンピュータに伝達されるタスク。このタスクは、管理サーバー上で元のタスクまたは集中管理用バックアップ計画を編集する場合にのみ変更できます。
管理サーバーの管理者によって、バックアップ アーカイブのストレージとして機能させるために割り当てられるネットワーク接続された場所。集中管理用格納域は、ストレージ ノードによって管理することも管理対象外にすることもできます。集中管理用格納域に保存されるアーカイブの合計数とサイズは、ストレージのサイズによってのみ制限されます。
管理サーバーの管理者が集中管理用格納域を作成するとすぐに、サーバーに登録されているコンピュータすべてに格納域名と格納域のパスが配布されます。格納域のショートカットは、格納域の一覧に記載されているコンピュータ上に表示されます。ローカルの計画を含むコンピュータに存在するすべてのバックアップ計画で集中管理用格納域を使用することができます。
管理サーバーに登録されていないコンピュータ上では、集中管理用格納域にバックアップする権限を持つユーザーが格納域のフル パスを指定することで、バックアップを実行できます。格納域が管理対象である場合は、格納域に保存される他のアーカイブと同様に、ユーザーのアーカイブがストレージ ノードによって管理されます。
重複して出現する同一情報は一度だけ保存する方法。
Acronis Backup は、重複除外テクノロジをストレージ ノードに保存されたバックアップ アーカイブに適用できます。これにより、アーカイブによって使用されるストレージ領域、バックアップ トラフィック、およびバックアップ中のネットワークの使用量が最小限に抑えられます。
Microsoft Exchange Server のログ モードの 1 つです。このモードでは、新しいログ ファイルが作成されるのではなく、トランザクション ログ ファイルを上書きされます。
Exchange に保存された直近のトランザクション ログ ファイルが作成されたリカバリ ポイントです。これは、Exchange データを戻すことが可能な最新の状態です。
管理サーバーの管理者が、手動でグループにコンピュータを追加して構成するコンピュータのグループ。コンピュータは、管理者がグループまたは管理サーバーからコンピュータを削除するまで静的グループ内に残ります。
最新のバックアップに対するデータの変更が保存されるバックアップ。増分バックアップからデータを復元するには、完全バックアップと完全バックアップ以降の増分バックアップデータが必要です。
管理対象のコンピュータ上でコンソールとエージェントの直接接続を使用して実行される操作(これに対し、操作が管理サーバー上で構成され、サーバーによって管理対象のコンピュータに伝達されるのが集中管理です)。
直接管理操作には次のものが含まれます。
ブータブル メディアを使用した操作も、直接管理の一種です。
管理対象のコンピュータを管理サーバーに追加する手順。
登録により、コンピュータ上に存在するエージェントとサーバー間の信頼関係が設定されます。登録中に、コンソールは管理サーバーのクライアント証明書を取得してエージェントに渡し、エージェントはそれを使用して接続しようとしているクライアントを認証します。これにより、ネットワーク攻撃者が信頼されるプリンシパル(管理サーバー)になりすまして偽造した接続を確立することを防止できます。
管理サーバーによって管理されるコンピュータ。コンピュータは、一度に 1 つの管理サーバーに対してのみ登録できます。コンピュータは登録処理を行うと、登録済みになります。
同じアーカイブに属する複数の後続のバックアップを組み合わせて 1 つのバックアップにします。
手動でまたはクリーンアップ中にバックアップを削除するときに統合が必要になることがあります。たとえば、保持ルールで、期限切れになった完全バックアップを削除しても、次の増分バックアップは保持する必要があるとします。この場合、これらのバックアップは 1 つの完全バックアップに結合され、そのバックアップに増分バックアップの日付が付けられます。統合には多くの時間とシステム リソースが必要になることがあるため、保持ルールでは、依存関係のあるバックアップを削除しないオプションが提供されています。この例では、増分バックアップが期限切れになるまで完全バックアップも保持されます。両方のバックアップが期限切れになった時点で、両方とも削除されます。
バックアップ計画によって作成されたバックアップを削除または移動するタイミングと方法を指定するバックアップ計画の一部分。
必要なときに空きテープ プールからテープを取得できるテープ プールです。
この用語には文脈に応じて 2 つの意味があります。