2013年3月27日
プレスリリース

BookLive、電子書籍サービスのさらに安全なデータ保護を目的としたバックアップ体制を確立

緊急時のダウンタイムを最小化するため、ファイルバックアップに加え、イメージバックアップを実施~

【2013 年 3 月 27 日付プレスリリース】

物理環境、仮想環境、クラウド環境に対応し使いやすさを追求したバックアップと復元のソリューションを提供するリーディングカンパニーであるアクロニス社(本社:米国マサチューセッツ州 / 日本:東京都港区、代表取締役 村上督、以下:アクロニス)は、株式会社 BookLive(本社:東京都台東区 / 代表取締役社長 淡野 正)が安全なデータ保護を目的としたバックアップ体制を構築するため、アクロニス製品を導入したことを発表します。

導入背景と課題:ディスクを 2 重化するもシステム復旧に数日を要する経験から、イメージバックアップを実施することで、ダウンタイムを最小化

2011 年に設立された BookLive は、トッパングループの電子書店「BookLive!」を運営し、現在国内最大級の書籍数を誇ります。BookLive は、トッパングループのビットウェイ社の社内で運営されていた電子書籍事業を分離独立させた企業で、当時の資産やインフラをそっくりそのまま受け継ぐ形でスタートしました。同社は、日次で物理サーバに格納されているすべてのデータをファイルサーバに転送するという簡易的なバックアップ運用を実施していました。しかし、BookLive は、バックアップを 2 重のディスクを活用して運用していましたが、両方のディスクが壊れてしまうという事象が発生し、サービス提供には影響しなかったものの、当時はイメージバックアップを取っていなかったため、システム復旧に数日を要するということを経験しました。そのため、同社では、ダウンタイム最小化が急務となりました。さらに、年々肥大化する書籍データ量にも対応できるよう、仮想化基盤を導入しつつ、システムの刷新を図ることとなり、同時にバックアップの管理や運用も見直すことになりました。

ソリューション:サーバの仮想化、および OS レベルのバックアップを実施し、止まらないシステム体制を実現

BookLive は、上記記載の課題を解決するため、サーバを仮想化すると共に、Acronis Backup & Recovery 11 Virtual Edition を導入してハードウェア障害時にも迅速に戻せるよう OS イメージのバックアップも実施することを決定しました。同社は、正式稼働時のバックアップ/リカバリのテストの際、延べ4時間以内に作業を完了さする目標を持っていましたが、1~2 時間ですべてを終えることができ、短時間で運営できることを確認しました。BookLive は、毎日増え続けるデータについて、ストレージの機能を利用してバックアップを行っています。一方、システムバックアップは、定期的なメンテナンスによる計画停止時、またはパッチを充てる際に、アクロニスの製品によって安全に実行されています。さらに、BookLive では、アクロニス製品を活用して、計画的に OS レベルのバックアップを取るようになったため、各種アップデート作業によるリスクの軽減ができます。

バックアップの規模は、サーバが 14 台、容量は 500 GB 程。その基盤上では 90 台(Windows 13 台、Linux [すべて Red Hat Enterprise Linux] 77 台)、20 TB 規模のゲスト OS が稼働して、日々増え続ける書籍データを安全にバックアップしています。アクロニス製品は、他社製品と比較した際、仮想、物理、また Windows、Linux の混在環境でも簡単、迅速にバックアップでき、またバックアップ元の物理サーバだけではなく、仮想環境にも復元ができます。

<システム構成図>

導入評価ポイント

  1. 計画的なバックアップを実施することにより、適切なリスクマネジメント体制を確立
    「止まらないシステム」を実現するために、OS レベルのバックアップを可能にするアクロニス製品を導入し、迅速に復旧できる仕組みを構築。
  2. Windows/Linux、さらに物理や仮想も混在する環境でもバックアップ、復元も自由自在に
    仮想、物理、また Windows、Linux が混在するサーバ環境でもバックアップでき、またバックアップ元の物理サーバだけではなく、仮想環境へも復元が可能。
  3. 簡単、迅速にバックアップ、復元を実行
    仮想化サーバ基盤 14 台に、90 台(Windows 13 台、Linux [すべて Red Hat Enterprise Linux] 77 台)、20 TB 規模のゲスト OS が稼働する規模で、複雑な IT 環境下でも、IT 管理者によって簡単、安全、迅速にバックアップ、リカバリが可能。

今後 BookLive は、総合電子書籍店として、探している本が必ず見つかる書店を目指し、さらにサービスを拡大していく予定です。BookLive は、三省堂書店との連携強化や、リアルな店舗と電子書店とのシナジー効果を最大限活用し、アクロニス製品のように、IT の知識がないお客様でも簡単に、安心して電子書籍を楽しんでいただけるよう、今後も改善を重ねます。さらに電子書籍のデータを提供するシステムの強化を図り、多くの方が何時でも安心して電子書籍を楽しんでいただける環境を提供し続けていきます。

■ BookLive の事例資料詳細はこちらからダウンロードできます。

株式会社BookLive 概要 会社概要

BookLive は、「新しい価値を創造することで、楽しいをかたちにする」を企業理念とし、トッパングループの電子書籍ビジネスを担う企業として設立されました。読者の利便性を最優先に、「いつでも、どこでも、だれにでも、簡単に本が読める環境」の実現を目指し、事業を展開しています。また、設立以来、業界を牽引する様々な企業と連携し、新たなビジネスモデルを創出するなど、電子書籍の新たな可能性の探求を続けています。



アクロニスについて:
アクロニスは、マネージドサービスプロバイダー(MSP)、中小企業(SMB)、およびエンタープライズ企業のIT部門向けに、ネイティブに統合されたサイバーセキュリティ 、データ保護、およびエンドポイント管理を提供するグローバルなサイバープロテクション企業です。アクロニスの効率性に優れたソリューションは、最小限のダウンタイムで最新のサイバー脅威を特定、防止、検出、対応、修復、復元し、データの完全性とビジネスの継続性を確保するように設計されています。 アクロニスは、多様で分散したIT環境のニーズを満たす独自の機能により、MSP向けに市場で最も包括的なセキュリティソリューションを提供しています。

アクロニスは2003年にシンガポールで設立されたスイス企業です。アクロニスは、世界15か所のオフィスと50カ国以上で拠点を擁しており、Acronis Cyber Protectソリューションは150カ国に26言語で提供され、2万社を超えるサービスプロバイダーで利用されており75万社を超える企業を保護しています詳細はwww.acronis.comをご参照ください。
プレス連絡先:
Katya Turtseva
VP of Communications