
Microsoft SharePoint データのバックアップは、SharePoint を使用するすべての組織にとって基本的なものです。データバックアップがないと、誤ってデータを削除や破損、あるいは、ハードウェアの故障によって情報が失われ、コストのかかるダウンタイムが発生する可能性があります。SharePoint バックアップソリューションに投資することで情報の安全性を確保し、簡単に回復できるようにできます。バックアップアプリで、人為的ミス、サイバー攻撃、ハードウェア問題、その他の予期しない事象で起こる偶発的なファイル削除から組織は備えることができます。
SharePoint バックアップの重要性を理解するのを待つ必要はありません。手遅れになってしまうかも知れません。組織の要件に合わせて調整された信頼性の高いバックアップシステムを取り入れ、貴重なデータ資産の効果的な保護をはじめましょう。
なぜなら、予期しない出来事は想像以上に頻繁に発生するからです。このような場合、貴重なデータを一瞬にして失う可能性があります。しかし、バックアップソリューションで備えていれば、重要なファイルを復元できます。そのため、ビジネス継続性と持続性を確保したい場合は、バックアップソリューションを味方につけることが必須です。これは、サイバー攻撃、自然災害、ハードウェア障害からデータを救う手段です。このようなサービスを利用することで、多くのトラブルや頭痛の種から解放されます。
SharePoint バックアップについて知っておくべきこと
SharePoint は、企業で Web サイトを作成するために広く利用されているプラットフォームで、あらゆるデバイスから情報を格納、整理、共有、アクセスするための安全な場所として使用されています。他の基本システムと同様に、データを保護し、シームレスなビジネス運用ができるよう、信頼できるバックアップを計画することが重要です。SharePoint のバックアップ工程では、データの偶発的な削除、データの破損、またはシステムとハードウェアの不具合によるデータ損失を防ぐために、データと設定の複製を作成します。通常、このバックアップには、ドキュメント、リスト、ライブラリ、サイト構成、ワークフロー、SharePoint サイトセットアップやその他の重要な要素が含まれます。
SharePoint のバックアップ計画を策定するときは、バックアップの実行方法、バックアップの保持期間、データの回復手順などの側面を考慮することが不可欠です。必要なときに特定の時点からデータを復元できるように、SharePoint コンテンツに加えられた変更や更新も盛り込むため、定期的なバックアップをスケジュールする必要があります。さらに、ストレージコストを管理しコンプライアンス基準を満たすため、データ保持ポリシーを明確にします。
次に、SharePoint のバックアップがない場合の潜在的な影響について説明します。ない場合、組織は次のようなリスクにさらされる可能性があります。
- データの損失: 誤った削除、破損、システム不具合により、重要な SharePoint データ、ドキュメント、設定が消失する可能性があります。その結果、ビジネス活動が中断され、失われた情報を回復することが困難になる可能性があります。
- コンプライアンス基準に違反: SharePoint データのバックアップを怠ると、基準違反になる可能性があり、組織は財務的な影響を受けるリスクにさらされます。
- ダウンタイムと生産性の低下: データ損失やシステム障害に直面した場合、組織は失われた情報を回復し、SharePoint の運用を復元しようとする際にダウンタイムが発生する可能性があります。このダウンタイムは、生産性、チームワーク、顧客満足度に影響を与える可能性があります。
- 評判の悪化: 組織の評判がデータ損失のインシデントによって悪化する可能性があり、結果として顧客からの信頼を失うことになります。SharePoint データのセキュリティ保護に失敗すると、組織は信頼性が低く、安全ではないと見なされ、ビジネス機会損失や競争力低下につながる可能性があります。
データを保護し、ビジネス継続性を確保し、データ損失やシステムの不具合に関連するリスクを軽減するために SharePoint のバックアップ計画は不可欠です。定期的なバックアップをスケジュールし、組織は SharePoint プラットフォームを保護し、基準を満たし、顧客の信頼を維持しながら生産性レベルを維持できます。
オンプレミスの SharePoint とSharePoint Online の違いとは
企業は、コミュニケーション戦略を改善し、ワークフローとデータ共有手順を組み込む方法を常に模索しています。Microsoft は、クラウドベースのアプリケーション SharePoint Online とローカル環境で動作する SharePoint オンプレミスを通じて、組織にコミュニケーションとコラボレーションのソリューションを提供しています。
しかし、多くの企業は、重要なデータを安全な場所に保存しようとしているときに、これらのアプリケーションのうちどれがニーズにもっとも適しているか、またそれがビジネス運用にどのように影響するかを判断するのに苦労しています。この記事では、御社のビジネスと SharePoint ファイルに最適な選択肢を決められるよう SharePoint Online とオンプレミスの違いについて説明します。
SharePoint Online
SharePoint Online は、Microsoft が提供する人気のクラウドベースのコラボレーションプラットフォーム、ドキュメント管理システムであり、多くの企業で使用されています。SharePoint Online を使用すると、世界中のさまざまな場所からファイルをすばやく簡単に保存、整理、共有できます。ご存知のように、クラウドサービスはコスト効率が高く、より実用的で便利なツールを提供します。Microsoft SharePoint Onlineには、組織のニーズに応じて選択できる3つの有料プランが用意されています。したがって、ビジネスに必要な拡張性、ニーズ、予算に合ったプランを選択できます。これらのプランが提供するものを見てみましょう。
- プラン1: 中小規模企業に最適です。1TB の OneDrive ストレージ、オンサイトとオフサイトの両方で安全にファイルを共有する機能、Microsoft Lists へのアクセス、組織、コンテンツ作成、共有ツールのホストが付属しています。
- プラン2: エンタープライズ向け機能が付属しており、機密情報を監視・保護できる無制限の個人用クラウドストレージと DLP が含まれます。
- プラン3: Office 365 E3 には、すべての Office アプリケーション、プラン2の機能、その他の追加機能が含まれます。
SharePoint オンプレミス
SharePoint オンプレミスは、ローカルサーバーにインストールする SharePoint の社内向け版です。SharePoint Server オンプレミスでは、新しい機能のカスタマイズや追加など、環境を完全に管理できます。SharePoint オンプレミスでは、初期セットアップと継続的なメンテナンスが必要ですが、特定の要件がある組織や個々の要件に合わせてカスタマイズしデータを完全に管理したい組織にとっては、優れた選択肢となります。
選択できるプランは次のとおりです。
- Standard CAL: Standard CAL には、組織のすべての SharePoint サイト用の単一のインフラストラクチャー、統合コラボレーションフォーラム、大規模エンタープライズコンテンツ管理システム (CMS) など、SharePointの主要な機能が用意されています。
- Enterprise CAL: Enterprise CALには、Access および InfoPath サービス、Excel Service 、Power View 、PerformancePoint Services 、Visio Services などのビジネスインテリジェンス機能など、他のパッケージのすべての SharePoint 機能が用意されています。
クラウドベースの SharePoint Online と SharePoint オンプレミスのどちらを選択するかを決定するには、両者の違いを考慮する必要があります。これらを詳しく見て、あなたの組織に適した SharePoint サービスを選択しましょう。
コスト
SharePoint Online は Microsoft 365 パッケージの一部として提供され、ユーザーごとに課金されるため、より安価な選択肢になります。ただし、SharePoint をオンプレミスで実行する場合は、メンテナンスとライセンスに関連する費用が発生します。
システム基盤
SharePoint Online は、特別な種類のハードウェアやシステム基盤ソフトウェアは必要なく、Microsoft 365 パッケージ内で使用できます。一方、SharePoint オンプレミスでは、組織のバックアップを格納できる特定のハードウェアおよびシステム基盤ソフトウェアを導入する必要があります。
更新プログラム
Microsoft は、パッケージの一部として SharePoint Online の最新の更新プログラムを提供しています。更新を自動的に完了するには、安定したインターネット接続が必要です。SharePoint オンプレミスの場合、すべての更新は情報システム部門が担当します。これは、すべてのローカルコンピューターにて手動で行う必要があり、時間のかかるプロセスとなりえます。
データバックアップ
Microsoftは、ストレージ領域などのいくつかの制限はありますが、SharePoint Online ユーザーのデータバックアップを提供しています。SharePoint オンプレミスの場合、組織の情報システム部門が、バックアップシステムを開発、テスト、保守し、データの安全性を確保する必要があります。
データストレージ
SharePoint Online にはクラウドベースのデータストレージ領域がありますが、前述のように、パッケージによって制限されています。SharePoint オンプレミスでは、データはローカルネットワークに格納され、ユーザーまたは情報システム部門がストレージ領域とハードウェアのメンテナンスを行います。
データセキュリティ
Microsoft は法令遵守のため業界標準にしたがい SharePoint Online のセキュリティ手順を展開しデータを最新の状態に保てるようにしています。一方、SharePoint オンプレミスでは、情報システム部門がデータセキュリティと法令遵守を担当します。
効果的な SharePoint バックアップソリューションの鍵となる機能とは
データ保護を確実にし、ビジネス継続性を維持するため、効果的な SharePoint バックアップソリューションが不可欠です。適切なバックアップソリューションは、組織の重要な情報を保護し、データ損失、ファイル破損、またはその他の予期しない出来事が発生してもスムーズに復元させます。ここでは、効果的な SharePoint バックアップソリューションで鍵となる機能について説明します。
- 詳細な管理と復元の機能
- 自動バックアップスケジュール
- 増分および差分バックアップ
- オフサイトとクラウドストレージ
- 監視とアラート
- 高速な復旧
- 既存のシステムとのスムーズな統合
上で説明した鍵となる機能を備えた SharePoint バックアップソリューションを選択すれば、組織はデータを保護し、リスクを最小限に抑え、全体的な運用回復力を強化できます。堅牢なバックアップ計画は、安心を提供するだけでなく、SharePoint 環境の安全性と信頼性を確保します。
SharePoint Online をバックアップするには
現在、私たちがいるデジタル世界においてデータ保護は非常に重要です。組織はそれぞれ予期しない出来事に備えて、バックアップと回復する手段を用意する必要があります。これがあれば、ビジネスでハードウェア障害、サイバー攻撃、または自然災害が発生したときに救世主となります。SharePoint に格納されているデータは、必要なときにいつでも簡単にバックアップおよび復元できます。組織は SharePoint を使用して、重要なファイル、ドキュメントライブラリ、写真を管理・格納しますが、必要なときに SharePoint データを復元できるようにするには、バックアップする方法を知っていることが不可欠です。
Microsoft SharePointでは、SharePoint オンラインサイトデータのネイティブおよびサードパーティのバックアップを作成するオプションが提供されています。バックアッププロセスがどのように起動するか確認できていますか。いくつかの方法を説明します。ゲームをプレイするのと同じくらい簡単です。準備はよろしいでしょうか。さっそくはじめましょう。
ファイルを手動でコピー
この方法では、SharePoint Online の管理センターを使用して、サイトコンテンツを手動でダウンロードまたはアップロードします。これは、サイトコレクションと重要なデータのバックアップを作成するもっとも簡単な方法ですが、バックアップするファイルを1つずつ選択する必要があり時間がかかります。しかし、手順は非常に簡単で下に作業手順を示します。
- 手順1: これを開始するには、管理者アカウント (またはファーム管理者グループのメンバーであるユーザーアカウント) を使用して Office365 にログインする必要があります。
- 手順2: 次に、SharePoint 管理センターに移動します。
- 手順3: 左側のメニューから、[バックアップと回復] を選択し、[サイトまたはリストのエクスポート] をクリックします。
- 手順4: バックアップする SharePoint サイトまたはリストを選択します。この方法は、特定のデータをバックアップする必要がある場合に非常に便利です。
- 手順5: これでバックアップをカスタマイズし、設定を保存して手順をはじめられます。
この手順は非常に簡単ですが、SharePoint Online データの手動バックアップでは、一度に最大10 GBまでの情報しか回復できないことを考慮する必要があります。この方法は、サイト全体またはサイトコレクションではなく、おもに特定のファイルをバックアップするために使用されます。そのため10 GBを超える場合は、リストまたはサイトを分割する状況になることがあります。
もう1つ考慮する必要があるのは、残念ながら手動バックアップが常に成功するとは限らないということです。これが常に発生するとは言いませんが、この種類のバックアップでエラーが発生しやすいという事実について不満を述べているユーザーの報告があります。このような事態を恐れている場合は、バックアッププロセスを処理するサードパーティ製のツールの検討をおすすめします。これならば、手動ではなく自動バックアップの恩恵を受けられます。
Windows PowerShell
Windows PowerShell は、重要なデータを迅速かつ簡単にバックアップするためのもう1つの選択肢です。次の手順にしたがってください。
- まず、Windows PowerShell コマンドプロンプトを開き、SharePoint に接続して、"Add-PSSnapin Microsoft.SharePoint.Powershell." と書きます。
- バックアップするサイトコレクションを選択します。バックアップ用に新しいフォルダーを作成することをおすすめします。
- Backup-SPFarm, Backup-SPConfigurationDatabase または Export-SPWeb などのコマンドレットを使用して新しいバックアップオブジェクトを作成し、完全バックアップと差分バックアップのどちらで処理するかを選択します。
- "Backup-SPFarm-Directory E:Backup-BackupMethod Full" という構文を使用してバックアッププロセスを開始します。
PowerShell バックアップのおもな利点の1つは、SharePoint バックアップを効率的に監視できるため、保存と取得のためにバックアップをコンパクトにできることです。
Acronis Cyber Protect による SharePoint バックアップ
Acronis は、SharePoint のすべての情報を含む Microsoft 365 データを保護するための最適なソフトウェアを開発しています。このソリューションは、ほとんどの Microsoft データセンターから Acronis Cloud へエージェントを介さず直接アクセスし企業データを保護します。Acronis Cloud はデータセンターのグローバルネットワークで、継続的なリスク評価に基づき、管理、物理、技術的な制御を含む包括的な情報セキュリティおよびコンプライアンスプログラムによって保護されています。
バックアッププロセスは、安全な Acronis Cloud で実行されます。このプロセスは、構成と保守が非常に簡単です。高速な Microsoft 365 バックアップ、柔軟な復元とクラウドストレージの設定、検索機能を容易にする非常にユーザーフレンドリなプラットフォームが提供されます。そのため、バックアップを処理、設定するときに、このユーザーフレンドリなインターフェイスを使用して時間を節約できます。
さらに、Microsoft 365 と SharePoint データの自動保護が装備されており、多くの悩みの種を減らし、情報の安全性を約束します。もう1つの重要な機能は迅速なバックアップ検索で、任意のファイルを数秒で検索できます。単語または部分的な情報で、サイトアイテム、ユーザーアカウント、ファイル名でTeams 、OneDrive for Business 、SharePoint Online から検索できます。Acronis Cyber Protect は、さまざまな規模の企業にとって信頼性が高く、使いやすいバックアップであり、Microsoft 365 データを保護するための最適なサードパーティ製ソフトウェアです。
Acronis Cyber Protect を使用してバックアップを作成するには、次の手順に従います。
- True Image アカウントにログインし、[デバイス] に移動します。
- ここに、"Microsoft 365"という名前の2つのセクションが表示されます。1つはローカルエージェントのバックアップに関連しており、もう1つはクラウドからクラウドへのバックアップを処理できるようにします。ローカルエージェントは Exchange のバックアップのみを提供しますが、ローカルリポジトリに送信できます。残念ながら、クラウドからクラウドへのオプションでは、バックアップをローカルストレージに送信することはできませんが、SharePoint とOneDrive のバックアップと回復は可能です。
- SharePoint の完全バックアップ (または Microsoft 365 アカウントのデータ全体) を処理する場合は、Microsoft 365 クラウドオプションを選択します。次に、バックアップ計画を追加するアカウントを選択します。
- アカウントを選択したら、[バックアップ] をクリックします。次に、[バックアップ計画の追加] → [新規作成] を検索します。
- メニューでは、バックアップする対象 ( Microsoft 365 メールボックス、SharePoint 、OneDrive) を選択できます。
- バックアップの送信先を選択できます。クラウドオプションを使用しているため、バックアップはクラウドストレージにのみ存在できます。
- 次に、バックアップの頻度を設定できます。クラウドバックアップでは、1日に1回の頻度でバックアップできます。
- バックアップの保持期間を選択できるようになりました。これによりバックアップデータをAcronis のクラウドに保持する期間を一日、一週間、一か月から決定できます。これで、SharePoint サイトのバックアップファイルがクラウドに安全に保存されます。
SharePoint をバックアップする模範例
SharePoint のバックアップを確実に運用することは、組織のデータを保護し続けるという課題を解決する重要な要素です。バックアップを計画するときは、最適な結果を得るためにいくつかの基本的な運用計画を考える必要があります。1つずつ説明しましょう。
- 明確な目標定義: まず、ビジネスニーズに基づき、明確な目標復旧時点 (RPO) と目標復旧時間 (RTO) を決定します。RPO と RTO は、バックアップを実行する頻度とデータを復元する速度のことです。
- バックアップ頻度: これは、考慮すべきもっとも重要な運用計画の1つです。サードパーティ製のツールであれば、自動定期バックアップのスケジュールという簡単な方法で設定できます。
- 3-2-1バックアップルールを実装: 2つの異なる媒体に元のデータのコピーを少なくとも3つ作成し、1つは別の場所に保存します。
- バックアップログの管理: 日付、時刻、発生したエラーなど、バックアップアクティビティの詳細な記録を保持します。このドキュメントは、トラブルシューティングと監査の目的で役立ちます。
- データ暗号化: セキュリティを高めるため、機密情報をエンドツーエンドの暗号化形式で保存しなければなりません。
- バックアップの定期テスト: 自動化されたツールを使用してバックアップをテストすることは組織にとって必須です。データを復元するときに問題が発生しないことが確認できれば安心です。
- 増分バックアップと差分バックアップ: 増分バックアップと差分バックアップは、最後のバックアップ以降に行われた変更のみをキャプチャすることで、時間と記憶域を節約します。この手法をとることでバックアップの効率を向上させられます。
- ハイブリッド環境の計画: ハイブリッド SharePoint 環境を使用している組織では、バックアップ計画にオンプレミスデータとクラウドベースデータの両方が含まれていることを確認します。包括的に取り組むことで、包括的なカバレッジが保証されます。
企業とサービスプロバイダーに最適な SharePoint バックアップソリューション
データの保護は簡単ではないと思われるかもしれませんが、Acronis Cyber Protect には、SharePoint データの安全性を確保するために必要なさまざな機能が用意されています。Acronis の製品は、信頼性の高い高度なバックアップとリカバリ機能を提供するだけでなく、最高レベルのサイバーセキュリティ保護によってビジネスを強化するように設計されています。AI を搭載した次世代のマルウェア対策、電子メールセキュリティ、EDR でサイバーセキュリティを強化し、サイバー犯罪者がシステムに侵入することを不可能にします。高度なバックアップとリカバリ機能を備え、データを保護することで、ハードウェア障害、自然災害、またはサイバー攻撃の場合にすべてのファイルを復元できます。
デジタル世界にいる今日、さまざまな種類の脅威から自分自身とビジネスを完全に保護し、瞬時に復元できるデータ全体のコピーがあることを知っていることは、幸いなことです。なぜなら、パンデミックの後、サイバー犯罪者は平均的で高度な攻撃を4倍にしているからです。世界中の企業のほぼ50%が週1回サイバー攻撃を経験しています。このことから、さまざまな事象に対してデータを保護し、1つのファイルも失わないようにし、安心するためには、堅牢なサイバーセキュリティとバックアップソリューションで備えることは、考慮すべきもっとも重要なことであるという結論になるでしょう。Acronis Cyber Protect は、このミッションにおける最高の味方であり、複雑さを排除し、最高レベルのサイバーセキュリティとバックアップソリューションを提供します。
Acronis はまた、サービスプロバイダー専用の製品である Acronis Cyber Protect Cloud を開発しています。重要なエンドポイント保護機能と、一元管理と監視のためのセキュリティ管理ツールキットを組み合わせた最高水準のバックアップとリカバリ機能により、サービスプロバイダーの抱えるお客様を新たなサイバー脅威からも保護します。ランサムウェアからの自動回復やAI技術によって強化されたマルウェア対策が組み込まれ、サイバー犯罪者の一歩先を行くことができます。
さらに、お客様のシステム環境のギャップを特定し、全体的なセキュリティ体制を強化できます。クラウドを活用することで、バックアップディスクやボリューム (オペレーティングシステムの起動に必要なすべての情報を含む)、個々のファイルやフォルダー、SharePoint データ、システムの状態 (Microsoft Windows システムの場合)、ESXi 構成などのすべての情報がクラウドにアップロードされます。提供されているバックアップオプションを使用すると、Acronis がホストするクラウドストレージ、Google Workspace StorageやMicrosoft Azureなどのパブリッククラウドやローカルネットワークストレージなど、データのバックアップ先にかかわらず、さまざまなクライアントの要件に準拠できます。
このように、サービスプロバイダーの抱えるお客様のビジネス継続性と中断のないプロセスを確保できます。自然災害、ハードウェア障害、サイバー攻撃などの予期しない事態が発生した場合も、ダウンタイムを最小限に抑え、お客様に素早くデータ復旧を提供できます。これが重要であることは明白でしょう。ためらうことはありません。御社がマネージドサービスプロバイダー(MSP)企業なら、競合他社の一歩先をいく製品を選択ください。
Acronis について
Acronis は、2003 年にシンガポールで設立されたスイスの企業で、世界 15ヵ国にオフィスを構え、50ヵ国以上で従業員を雇用しています。Acronis Cyber Protect Cloud は、150の国の26の言語で提供されており、21,000を超えるサービスプロバイダーがこれを使って、750,000 以上の企業を保護しています。