マネージドサービスプロバイダー(MSP)の日常が今まで以上に忙しくなっています。昨今、増え続けるデータ、アプリケーションやシステムを、MSPはお客様に代わって管理、保護しなければならず、しかも、保管場所はデータセンターからリモートのホームオフィスまで、と多岐にわたっています。これまでは、この状況に対応するための施策としての自動化や統合ができる機能が無かった、または対応にはそれに伴う大変複雑なプロジェクトや開発が必要な状況でした。
この課題を解決すべく、アクロニスとアテラ社(Atera)が、両社のMSPソリューションの統合を発表したことで、状況は一変。リモート監視および管理(RMM)ソリューションとプロフェッショナルサービス自動化(PSA)ソリューションのプロバイダーとして急成長を続けるアテラ社が、Acronis Cyber Backup Cloudとのネイティブ統合を提供開始したことにより、MSPは、バックアップやサイバープロテクションに関連する操作やマネージドサービスの配備や管理のシームレスな自動化が可能となります。
両社の強固なソリューションの統合によって、MSPは今後、データの損失、盗難、改ざん防止機能を強化できる同時に、これまでより迅速かつ簡易に、お客様のビジネス拡大を支援できるようになります。
これに伴い、MSPの業務効率は飛躍的に向上。ソリューションの配備やサービスデスクのチケット対応に時間を費やすのではなく、お客様に関与する時間を増やすことができます。
アテラ社のユーザーは、同社の多機能で使いやすい一連のソリューションを単一モニターで利用できると同時に、アクロニスのAcronis Cyber Backup Cloudと統合することにより次のようなメリットを享受できます。
- データ保護品質の向上
- マルウェア対策の強化
- 障害発生時の事業回復までの時間短縮(RTO)
- ワークフローの簡素化と集中管理
- ライセンス、トレーニング等、業務効率の向上
「この新たな製品のパートナーシップ提携により、MSPやITプロフェッショナルはAcronis Cyber Backupをアテラ社のソリューションに装備できることになりました」と、アテラ社の製品担当バイスプレジデントのタル・ダガン(Tal Dagan)氏は語っています。
アテラ社は最高のオールインワンスイートをMSPやITプロフェッショナル向けに提供しています。デバイスの制限がなく、技術者1人あたりの料金のみを支払うシンプルな料金体系で、同社は成長を続けています。新規顧客の作成とエージェントのインストールが容易で、物理インフラストラクチャーから仮想インフラストラクチャーまであらゆるタイプのインフラストラクチャー基盤でAcronis Cyber Backup Cloudを有効にするのも容易です。また極めて柔軟性が高く、バックアップ先のストレージを選ばないため、アクロニスのクラウド、独自のデータセンター、Acronis Cyber Infrastructure、ローカルディスク、SAN、NASなど、どのトレージにもバックアップが可能です。さらに、この多機能なアテラ社のPSAにはウィジェットを備えた使いやすいダッシュボードがあり、アラートの自動化やワークフローの簡素化に役立つチケット発行システムも搭載されています。
アクロニスについて
アクロニスは2003年にシンガポールで設立されたスイス企業です。アクロニスは、世界15か所のオフィスと50カ国以上で拠点を擁しており、Acronis Cyber Protectソリューションは150カ国に26言語で提供され、2万社を超えるサービスプロバイダーで利用されており75万社を超える企業を保護しています。