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2019年8月27日  — 9 分で読めます
Acronis
2019年8月27日  — 9 分で読めます
CrashPlanユーザー、アクロニスの包括的バックアップサービスに乗り換え
日々、250京バイトのデータが創出する現在、ビジネス環境は以前にも増して情報に依存するようになっています。実際、今あるデータの90%は、ここ2年のうちに生成されたものばかりです。このような情報の爆発的増加によってビジネスはさらに成功し、より早く拡大することができますが、そこには複雑さやセキュリティ、コストといった問題も伴います。こうした問題と市場の急速拡大のために、マネージドサービスプロバイダーは現在、データを収集・使用・保存する組織に対し、かつてないレベルの責任を負うようになっています。 組織が必要とするセキュアで信頼できるデータアクセスと、増え続けるデータストレージの要求に応えるため、企業やITマネージドサービスプロバイダーは信頼するベンダーに、ビジネス継続を保証するデータ保護の提供を期待しています。最近、相次ぐファイルタイプのバックアップ対象除外やバックアップ履歴の不正な削除によって、中小企業向けCrashPlanは、この期待に応えていないことが明らかになりました。 幸い、アクロニスにはそんな心配はありません。そのため、企業やサービスプロバイダーは、既にアクロニスのサービスへの乗り換えを始めています。 全てのデータに完璧な保護を 確かに、CrashPlanはビジネスで用いる特定の種類のファイルは保護したかもしれませんが、ビジネスを継続させるには、「ドキュメントやスプレッドシート、プレゼンテーション」だけでは不十分です。企業向けのAcronis Backupやサービスプロバイダー向けのAcronis Backup Cloudなど、アクロニスのバックアップおよびリカバリサービスは、あらゆるデータを守る必要がある、というミッションのもとに設計されています。そこには、他社と競争して成功するために欠かせない、アプリケーションやシステムも含まれています。なぜなら、たった1時間のダウンタイムでも30万ドル規模の損失につながるからです。 アクロニスは、個人ファイルからシステム全体に至るまで、あらゆるレベルのITインフラストラクチャに対して完璧なサイバープロテクションを提供します。データの欠落を招いてビジネスの妨げとなる、ファイル除外などを発生させることもありません。 ファイル除外を大幅に制限することにより、アクロニスは、ビジネスのバックアップと迅速な復旧に必要なデータをすべて企業が保持できるようにしています。また、現在の企業が、拡大の一途を辿る様々なシステムに依存しているため、Acronis BackupとAcronis Backup Cloudは、物理的プラットフォーム、仮想プラットフォーム、クラウドプラットフォームを含む、20以上のプラットフォームをサポートしています。 しかも、アクロニスが保護するすべてのデータ、アプリケーション、システムは、統合型のAIベースマルウェア対策Acronis Active Protectionで安全に守られ、企業向けのエンドツーエンド暗号化によりプライバシーを保護され、ブロックチェーンベースのAcronis Notaryの技術によってデータの非改ざん性が保証されています。それらはどれも、現代のサイバープロテクションにおいて重要な要素です。 万全の可用性、数分で完了する完璧なリカバリという安心 こうした能力は、エンドユーザーやマネージドサービスプロバイダーがビジネスを継続させるうえで重要ですが、バックアップはデータ保護サービスに求められるサービスのほんの半分でしかありません。あとの半分は、信頼できる完全で効率的なリカバリで、これによってビジネスの続行が可能となります。中小企業向けCrashPlanのユーザーは、バックアップの履歴が削除されて、この教訓を身に染みて学んだことでしょう。 Acronis BackupとAcronis Backup Cloudがあれば、データの復旧はわずか数分。ダウンタイムは最小限に抑えることができ、生産性を維持することができます。Acronis Instant Restoreを使ってバックアップコピーを実行すれば、消えた個人ファイルの復元や、サーバー全体を仮想マシンとして動かすことも可能です。ハードウェア障害やハードウェアの移行にお悩みなら、Acronis Universal Restoreを使って、ほんの数クリックでシステム全体のイメージを、物理でも仮想でも、異なるハードウェアに復元し、ビジネスを再開させることができます。 データ消失事故は、「万一起きたら」という次元から「起きた場合は」という身近なレベルへと変わりつつあります。バックアップが確実にあり、アクセスできて、素早く復旧することができることが、データ消失に慌てふためく顧客だけではなく、企業にとっても最優先事項なのです。 CrashPlanユーザーに乗り換えのお勧め CrashPlanのファイル除外と突然のバックアップ履歴削除にお悩みで、もっと完璧なソリューションをお探しのユーザーには、Acronis BackupとAcronis Backup Cloudがお勧めです。使いやすく効率的かつセキュアで、使用、統合、管理が抜群にシンプルなのです。 保護するシステムの規模に関わらず、アクロニスのサービスを使用すれば、どんなデバイスからでもアクセスできる直感的なウェブベースのコンソールから、どのような組み合わせの環境でも簡単にバックアップとリカバリが行えます。これにより、ITゼネラリストが手軽にバックアップを取れるくらい、バックアッププロセス全体が効率化されます。その結果、ITチームはバックアップの安全性やアクセシビリティ、プライバシー、真正性、セキュリティの心配をすることもなく、ほかの業務に集中することができるのです。 さらに、アクロニスに乗り換えるCrashPlanユーザーには、期間限定でAcronis Backupの新しいライセンスを半額でご提供します。CrashPlanご使用の証明となる書類とともにrequest@acronis.com までメールにてご連絡ください。 CrashPlanの代わりとなる信頼できるセキュアなサービスをお探しのマネージドサービスプロバイダーには、Acronis Backup Cloudがお勧めです。アクロニスだけが提供している最新のハイブリッドクラウドソリューションによって、他社とは違うデータ保護ビジネスを手軽に提供することができます。ぜひ無料の電子書籍をダウンロードして、アクロニスをお使いいただくメリットについてご覧ください。 Acronis Backupと中小企業向けCrashPlanを直接比べてみるなら、こちらをクリック
2019年8月27日  — 6 分で読めます
Acronis
2019年8月27日  — 6 分で読めます
アクロニス、IntelプロセッサのMDS脆弱性に対応するSDIアップデートを公開
先般、Intel社のプロセッサに新しいハードウェア脆弱性があることが明らかになりました。これは、CPUの処理速度と性能を向上させる投機的実行におけるセキュリティ欠陥に基づくものです。残念ですが、この最適化には代償が伴ったということです。 Microarchitectural Store Buffer Data(MDS)と呼ばれる一連の脆弱性は、「投機的実行を悪用した攻撃」を可能にします。この攻撃によって、悪意のあるアプリケーションやゲスト仮想マシンは、ロードバッファ、ストアバッファ、ラインフィルバッファなど、CPUのバッファ内に保存されているデータにアクセスできるようになります。そうして、システムの他のセキュリティ制限を回避することができるのです。 悪い知らせ: MDSバグを発見した研究者グループによると、このバグは2011年以降にリリースされたすべてのIntel製CPUに影響するということです。その結果、Acronis Software-Defined Infrastructureも攻撃にさらされる可能性があります。 良い知らせ: 問題が特定されてすぐ、アクロニスは迅速に修正プログラムを開発し、SDIをアップデートしました。このアップデートをインストールすれば、データが危険にさらされることはありません。   MDSの脆弱性について 一連のMDS攻撃を発見した研究者グループは、4つの共通脆弱性識別子(CVE)を特定しました: Microarchitectural Fill Buffer Data Sampling (MFBDS)、CVE-2018-12130 – RIDLともZombieLoadとも呼ばれる、CPUのフィルバッファを狙ったサイドチャネル攻撃。高リスクの脅威です。 Microarchitectural Data Sampling Uncacheable Memory (MDSUM)、 CVE-2019-11091 – こちらも、CPUのフィルバッファを狙ったサイドチャネル攻撃。中程度の脅威と考えられます。 Microarchitectural Store Buffer Data Sampling (MSBDS)、CVE-2018-12126 – Falloutとしても知られる、CPUのストアバッファを狙ったサイドチャネル攻撃。中程度の脅威と考えられます。 Microarchitectural Load Port Data Sampling (MLPDS)、CVE-2018-12127 – CPUのロードポートを狙ったサイドチャネル攻撃。中程度の脅威と考えられます。 特定された4つのCVEのうち、最も危険なのはZombieloadであると専門家は言います。というのも、この攻撃はMeltdownやSpectreと似ており、攻撃中にほとんどのデータをキャプチャすることができる可能性が非常に高いからです。   MDSの脆弱性を緩和する 先日、MDSの脆弱性に関する注意喚起が行われてすぐに、アクロニスのエンジニアはソリューションを作成しました。 そうして必要なテストと厳しい品質保証基準に合格したあと、2019年5月22日にそのSDIアップデートをリリースしました。 この重要なアップデートをAcronis Software-Defined Infrastructureに実行するには、 管理者画面でSETTINGS(設定)からUPDATE(アップデート)に移動します。アップデート(Build 2.5U7-16502)を選んだら、リブートを行ってプロセスを完了させます。 アップデートされたノードは、1つずつ自動的にリブートします。リブート中、サービスやデータの冗長構成がないクラスタ構成では、ストレージサービスが使用できなくなることがあります。   ハイパースレッディングを無効にする 注意が必要なのが、Intelのハイパースレッディング・テクノロジーを無効にしないと、MDSの脆弱性を完全に修正することができないという点です。ハイパースレッディング・テクノロジーは、2つの論理プロセッサを使用し、システムのパフォーマンスを上げるために開発されました。しかしMDS攻撃では、悪意のある仮想マシンを1つのスレッド上で実行しながら、実際には別のスレッドのデータにアクセスさせることができます。 ハイパースレッディング・テクノロジーを無効にするとシステムパフォーマンスは大幅に落ちますが、そこはリスクと利便性をしっかり秤にかける必要があるでしょう。 ハイパースレッディング・テクノロジーを無効化する場合は、システムBIOSでSMTを無効にするか、‘nosmt’フラグをGRUB設定ファイルでカーネルのブートパラメータとして設定します。   データとシステムを守り続ける 最新テクノロジーは凄まじいスピードで進化していますが、コンピュータ技術では1つ課題が解決したと思えば(処理速度の改善など)、また新たな問題が発生します。大した問題でないこともありますが、データの安全性やアクセシビリティ、プライバシー、真正性、セキュリティに、かなり深刻な脅威をもたらすこともあります。 アクロニスは、問題はひょんなことから起きるとよく理解しています。だから、使いやすくて効果的な、セキュアなサイバープロテクションソリューションによって、すべてのデータ、アプリケーション、システムを保護しようと取り組んでいるのです。 そうしてサービスの効率性とセキュリティを確保することで、アクロニスのソリューションが動作している支援技術に問題があったときも、素早くセキュリティホールを塞ぐことができます。MDSバグに関しては、新しいアップデートを適用すれば、データはもう安全です。
2019年8月26日  — 10 分で読めます
Acronis
2019年8月26日  — 10 分で読めます
Code42社が提供するCrashPlan、新たにバックアップの対象外とするファイルタイプを発表、さらに顧客の履歴バックアップ消去も
先日、Code42社は、同社のオンラインデータバックアップソリューションである中小企業向けCrashPlanにおいて、幅広いファイルタイプをバックアップの対象外とすることを発表しました。除外対象には、アプリケーションデータ、仮想マシンイメージ、バックアップファイル、システムファイル、クッキー、キャッシュその他が含まれます。(相次ぐファイル除外の対象となるファイルタイプの全リストはこちら) CrashPlanユーザーは、この新たなファイルの除外によって「ドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーションなど」、特定の種類のファイルしかバックアップや復元ができなくなり、それらを動かすアプリケーション、保護するバックアップファイル、さらに、それらが動作し、テストを行う仮想マシンイメージを、まったく復元することができなくなりました。 なお悪いことに、Redditのユーザー数名の報告によれば、CrashPlanはなんの警告もなしにそれらのファイルタイプをバックアップデータから削除したというのです。バックアップ履歴がまるごと消され、顧客データをセキュアに管理しなければならないマネージドサービスプロバイダーなど、多くのクライアントの事業に関わる重要なデータのバックアップが何一つ残されていないのです。 中小企業オーナーは、事業運営に関わるアプリケーションやシステムなどのデータを、信頼できる方法で復元する必要があります。マネージドサービスプロバイダーは、そのような中小企業オーナーにサービスを提供しています。CrashPlanは、そのサービスプロバイダーの信用を完全に失墜させたのです。CrashPlanによるファイルの除外、そして信用が失われたことにより、マネージドサービスプロバイダーも、サービスを受けていた顧客も、データ消失の危険に晒され、マルウェアからビジネスを確実に守る手立てを失っています。 CrashPlanはなぜこのようなファイルの除外を実行するのか(また、なぜそれが問題なのか) ユーザーへのメールでCode42は、新たに発表した中小企業向けCrashPlanにおけるファイル除外は、「より速い復元、同期、バックアップ」を行うためだと説明しています。ライバルであるBackblaze社と同様の対応です。同社も、仮想マシンイメージのファイルとその他の容量の大きなファイルタイプを除外リストに入れています。 しかし、これに対して即座にこう返したユーザーがいました。確かに大容量ファイルのバックアップをやらなければバックアップは速くなるだろうが、それでは企業向けバックアップサービスにおける最も重要な機能の1つが失われてしまう、と。 事業を継続させて将来の発展につなげるためには、データやアプリケーション、システムに対する完璧な保護がなくてはなりません。その能力を奪い、かつバックアップできる内容を制限して、CrashPlanは企業ユーザーのセキュリティを危険に晒し、不十分なファイルストレージしか提供していないのです。 しかも、同社のファイル除外実施の進め方に、多くの顧客が腹を立てています。何年分ものバックアップ履歴を失ってしまった顧客もいるのです。 現在、影響を受けたマネージドサービスプロバイダーや中小企業のITチームは、発表前の保護レベルに戻すために、急いで新たなプロセスとドキュメンテーションを実行して、代わりのソリューションを探しています。 顧客との(ミス)コミュニケーション 2017年、Code42社が個人ユーザー用バックアップ製品CrashPlan Homeの継続をやめた際、当然ながら顧客は不満を募らせました。けれども少なくとも、前もって通知は行っていました。個人ユーザーには、よそのサービスにデータを移行するか、中小企業向けCrashPlanにアップグレードするか、考える時間が14ヶ月あったのです。ユーザーは、同社の経営方針の転換に裏切られたように感じたかもしれませんが、いちおう道は示されましたし、データも引き続き守られていました。 それに比べて今回の新たなファイル除外は、同社からユーザーへの通知はほぼ行われないまま実行に移されました。そのため、今回のファイル除外のポリシーには希望の光を見出すことができません。 それどころか、CrashPlanはマネージドサービスプロバイダーや中小企業ユーザーの信頼を裏切り、より速いバックアップと復元という統計上のデータを達成するために、これら成長中の企業に約束したはずの包括的な保護を放棄したのです。 「CrashPlanは自滅を選んだ?」 2019年5月、ポリシーの一環として、アプリケーション、仮想マシンイメージ、バックアップその他のファイルタイプは、保護されなかったばかりか、サーバーから削除されました。 CrashPlanユーザーの反応は素早く、痛烈でした: ある企業ユーザーは、「この2年バックアップしていた、クライアント15件のデータがすべて消えました。今現在のデータのバックアップをやめたばかりでなく、履歴もまるごと消されてしまいました。何も復元できません。事前になんの通知も、アラートも、メールも、警告もなく、気づけばバックアップセットがすべて0バイトになっていました。どうすることもできません。これが、ホームページで「中小企業ユーザーのためのデータ消失自動保護」だの「ビジネスの大切なデータを失くす心配はもう要りません」だのと謳っている会社がやることです。私の大切なビジネスデータを消したのです。それもわざとです」。 別のユーザーは、この決定に疑問を投げかけています。「CrashPlanは自滅するつもりなのでしょうか? 1台のコンピュータに約15TBの大きなデータセット入れて、30MBの通信速度で何年も使用していますが、しばらく前に、すべてを再アップロードさせられて最悪でした。そのあと個人向けのHOMEエディションのサービスが中止になって、また再アップロードさせられて、今度は、たまたま知ったのですが、TIBファイルや VDIファイルはバックアップしないとか? 私が何か勘違いしているのでしょうか? それともこの会社は廃業するつもりなのでしょうか? ドライブイメージや仮想マシンをバックアップする必要がある場合は、どうしろというのでしょう?ローカルストレージを買い足して、ZIPファイルのコピーを余分に取れと?でも2、3ヶ月もすれば、ZIPファイルや一定サイズ以上のファイルのサポートもやめるのでは? アップロード速度が明らかに調整されているのもひどいと思いますが、まだ許せる範囲です。でも、バックアップや仮想マシンに関するデータファイルのサポートを勝手にやめられては、もうおしまいですね」。 Acronis Backup: どんなデバイスのどこにあるデータもすべて保護 企業がビジネスで最高のチャンスをつかむには、すべてのデータ、アプリケーション、システムを守り、簡単に利用できなければなりません。企業向けのAcronis Backupおよびサービスプロバイダー向けのAcronis Backup Cloudは、そういったことを理解して作られています。そして、バックアップのコピーを仮想マシンとして走らせることができる企業向けのAcronis Instant Restoreから、システムをほんの数分で他のどんなシステムにでも復元できるAcronis Universal Restore に至るまで、アクロニスは数多くの復元オプションを提供し、万全の可用性を保証しています。 アクロニスのサービスは包括的なサイバープロテクションの提供を目的としてデザインされており、「Safety(安全性)」「Accessibility(アクセシビリティ)」「Privacy(プライバシー)」「Authenticity(真正性)」「Security(セキュリティ)」(SAPAS)というサイバープロテクションの5つのベクトルのバランスを取りながら、事業を継続させます。 Acronisを利用すれば、あらゆる規模の企業が世界で最もセキュアなバックアップサービスを使用できます。すべてのファイルタイプ、アプリケーション、物理、仮想、クラウド、モバイルを含む20以上のプラットフォームに対して強固な保護を提供している、ただ1つのソリューションなのです。Acronis Backupは、アクロニス独自のハイブリッドクラウドアーキテクチャによるバックアップで、システムをまるごと保護するため、送信中のデータも保存データも漏らさず保護しながら、バックアップもリカバリも迅速に行います。 仮想マシン、アプリケーション、オペレーティングシステムなど、業務運営に欠かせないあらゆるファイルの保護が必要なCrashPlanユーザーにとって、Acronis Backupは、使いやすくて効率的かつセキュアな最適のソリューションと言えるでしょう。CrashPlanユーザーは、今ならCrashPlanを使用していた証明書をお送りいただければ、Acronis Backupに通常の半額で乗り換えることができます。こちらからお手続きいただけます。 CrashPlanに代わる信頼できるセキュアなサービスをお探しのマネージドサービスプロバイダーには、Acronis Backup Cloudがお勧めです。アクロニスだけが提供する最新のハイブリッドクラウドソリューションにより、他社とは違うデータ保護ビジネスを手軽に提供することができます。Acronis Backup Cloudを使うメリットについてご興味がおありですか? ではぜひ、無料の電子書籍をダウンロードして、その目でお確かめください!
2019年8月23日  — 8 分で読めます
Acronis
2019年8月23日  — 8 分で読めます
新種のランサムウェアRobbinHoodがアメリカの自治体を攻撃
最も広く企業、政府機関、消費者を脅かすマルウェアの1つとして、ランサムウェアは2019年も猛威をふるい続け、ほぼ毎日のように新種が現れています。中でもRobbinHood (原文のまま)と呼ばれる厄介な新種は、つい最近、北米の2都市、ノースカロライナ州グリーンビルとメリーランド州ボルチモアの重要なITシステムをロックし、対応する公共サービスを停止させました。 政府の情報機関はランサムウェアのギャング集団が、最近、地方や地域の行政機関を格好の餌食として積極的に狙うようになっていることを確認しています。というのも都市や郡、州は、できるだけ短いダウンタイムでデータのロックを解除し、構成サービスをオンラインで復帰させたいがために、すぐに高い身代金に応じる可能性が高いからです。 地方自治体を標的とした例はこの他にも枚挙にいとまがなく、ペンシルバニア州ワシントン、フロリダ州スチュアート、カリフォルニア州インペリアル郡、ユタ州ガーフィールド郡、ニューヨーク州オールバニー、テキサス州アマリロ、同じくテキサス州デル・リオ、ジョージア州ジャクソン郡、マサチューセッツ州レミンスター、オハイオ州クリーブランド・ホプキンス国際空港、ジョージア州オーガスタ・シティセンター、ニューメキシコ州タオスのスクールシステムなどが被害に遭いました。 事実、2018年にジョージア州アトランタ市を襲った悪名高いランサムウェアは、行政機関を狙った攻撃としては最も被害額が大きかったものの1つで、後処理の費用は最終的に1,700万ドルに達しました。 ランサムウェアRobbinHood の詳細 RobbinHoodの亜種は新たな作戦を2、3採り入れ、ますます厄介になってきています。 多くの有害なランサムウェアとは異なり、ワーム機能を使って拡散せず、個々のマシンを注意深く狙っているのです。いったん標的を感染させると(実際の攻撃ベクターは依然として謎のまま)、ウイルス対策やデータベース、メールサービス、そのほか、ファイルが開いたままだと暗号化の妨げとなる処理も含め、あわせて200近いWindowsサービスをシャットダウンしてしまいます。 そして標的のファイルをロックしたら、ロックを解除するキーと引き換えに何万ドルもの身代金を要求する脅迫状を提示。支払いを急かすために、攻撃の4日後から1日につき1万ドルの延滞料が加算していきます。 評判を失墜させるというリスク もう1つの作戦が、インシデントを公にしないという暗黙の約束です。身代金の要求の中で、RobbinHoodの配信者は被害者のプライバシーに配慮しており、支払いが行われ次第、被害者のIPアドレスと暗号化キーを削除すると述べているのです。このメッセージは明らかに、迅速に支払いに応じることで、被害者は情報漏洩の開示義務、そして恐らくコンプライアンス違反に対する違反金の支払義務という不面目を免れることができる、と信じ込ませることが目的です。 どうやらRobbinHoodの背後にいる犯罪者は、攻撃のニュースが公になった場合に起こりうる処分に恐怖する官僚たちの心を弄んでいるようです。民間企業で起きていることを見れば、公共部門のリーダーたちにとってそれは十分な動機となるでしょう。 ランサムウェアRobbinHoodを阻止する 現時点では、成功したRobbinHood攻撃から身代金を払わずに回復する方法はありません。それに復号化キーを手に入れたとしても、それがちゃんと使える確率はわずか50%程度なのです。やはり、より良い方法は保護戦略に積極的に取り組むことでしょう。RobbinHood、そしてまだ見ぬ未来のランサムウェアを阻止する予防措置を取るのです。 もし現在、RobbinHoodのようなランサムウェアの脅威への対策を探して奔走しているなら、アクロニスがお手伝いできます。アクロニスならではのユニークなアプローチにより、使いやすくて信頼できるサイバープロテクションソリューションを、個人ユーザー、企業ユーザー、行政機関のユーザーに提供しているからです。 データ、アプリケーション、システムを安全に保つ アクロニスでは、いずれのソリューションにおいても「サイバープロテクションの5つのベクトル」に取り組むよう設計しています。すなわち、「Safety(安全性)」「Accessibility(アクセシビリティ)」「Privacy(プライバシー)」「Authenticity(真正性)」「Security(セキュリティ)」(SAPASと称します)を保証しているのです。 サイバー犯罪者が生み出す、進化し続けるオンライン上の脅威に対抗できるセキュリティを提供するため、アクロニスは業界初のAIベースのマルウェア対策を企業や行政機関を対象とした法人向け Acronis Backupと個人ユーザー向けAcronis True Imageに搭載しました。 Acronis Active Protectionというランサムウェア対策機能は、AI(人工知能)と機械学習(ML)を使用して、RobbinHoodを含む何千というランサムウェアの亜種を自動的に検知して停止し、被害から復旧します。また、検知方法が「ふるまい」に基づいているため、署名ベースのウイルス対策ソリューションよりも、効果的にゼロデイ(未知の)ランサムウェア攻撃を阻止することができます。事実、昨年は40万件のランサムウェア攻撃を停止させることに成功しました。 (実は、RobbinHoodには1点だけ自慢できることがあります。Acronis Active Protectionは首尾よく攻撃を検知して終了させたのですが、RobbinHoodもAcronisの警告機能をシャットダウンすることに成功したのです。つまり、RobbinHoodによる感染はうまく阻止できましたが、攻撃があったという事実は、あとでAcronisバックアップログを調べるまで気づかれないままだったのです。この小さな問題については、近々予定されているリリースで修正してまいります。) 最後に 現在、RobbinHoodがニュースのヘッドラインに上がっているかもしれませんが、サイバー犯罪者は常に新たなランサムウェアのバリアントを生み出してユーザーの防御をくぐりぬけようとしています。従来のウイルス対策ソリューションは古いウイルスを捕まえられるかもしれませんが、そのような署名ベースの対策の分が悪いのは徐々に明らかになってきています。 オペレーティングシステムとアプリケーションに定期的に修正パッチをあて、さらに頻繁にきちんとバックアップを取ることで、ある程度、攻撃の影響を軽減することはできるでしょう。ただ、積極的なサイバープロテクションを行うならば、外見ではなくふるまいによって脅威を特定する、AIと機械学習を搭載した対策を採用して、ランサムウェア攻撃に後れを取らないようにする必要があります。 RobbinHoodであれ、この先現れるどのようなランサムウェアであれ、最善の防御策はAcronis Active Protectionと言えます。 ぜひ30日無料で使用できるAcronis BackupまたはAcronis True Imageを実際にお試しください。既にご利用いただいている個人ユーザーのお客様はAcronis True Image でAcronis Active Protectionがデフォルトで有効になっていますが、Acronis Backupをご利用いただいている企業ユーザーのお客様の場合は、ご利用前に当該機能を有効にしていただく必要がありますのでご留意ください。
2019年8月22日  — 5 分で読めます
Acronis
2019年8月22日  — 5 分で読めます
WhatsAppユーザーのスマートフォンを高度なスパイウェア攻撃によってハッキング
先日Facebookは、人気が急騰している暗号化メッセージサービスWhatsAppで、ユーザーがマルウェア攻撃にさらされる脆弱性を発表しました。攻撃者からの単純な電話によって(応答するかしないかにかかわらず)AndroidとiOSのどちらのスマートフォンにも商用レベルのスパイウェアが埋め込まれ、そのスマートフォンのカメラとマイクロフォンの監視、Eメールとメッセージのスキャン、ユーザーの位置データの盗用が可能になるというものです。 WhatsAppの対応 この脆弱性が明らかにされて間もなく、Facebookのエンジニアたちは消費者向けアプリおよびビジネス向けアプリにパッチを適用し、世界中の15億人にのぼるWhatsAppのユーザーにアプリのアップデート版を提供しました。 発表されたアップデートはこの脆弱性を修正するもので、アプリの以下のバージョンに影響します。 WhatsApp for Android v2.19.134以前 WhatsApp Business for Android v2.19.44以前 WhatsApp for iOS v2.19.51以前 WhatsApp Business for iOS v2.19.51以前 WhatsApp for Windows Phone v2.18.348以前 WhatsApp for Tizen v2.18.15以前 パッチ完了後の声明でWhatsAppは全ユーザーに対し、「アプリの最新バージョンにアップグレードすること」、また「モバイルオペレーティングシステムを常に最新の状態にし、モバイルデバイスに保管されている情報の漏えいを目的とする、狙いを定めた悪用の可能性から保護すること」を推奨しました。 後日、WhatsAppは、攻撃の性質は「携帯電話のオペレーティングシステムの機能を乗っ取ってスパイウェアを埋め込むとされる、政府と連携していることで知られる、ある民間企業の特徴をすべて」備えていたと発表しています。 捜査筋によると、その民間企業はNSO Groupというイスラエルのソフトウェア開発業者で、情報機関や法執行機関がユーザーのデバイスおよび環境内でリモートからデータの作成、アクセス、抽出を行えるようにするソリューションをもっています。NSO Groupはいかなる関与も否定しています。 自分のスマートフォンが感染しているかどうか判断する方法 残念ながら、この攻撃に使われているスパイウェアの高度な性質上、自分のデータが盗まれたかどうかはデータが消えるまで、また自分の知らないうちにデータが利用されているかどうかが確実にわかる簡単な方法はありません。 これは、自分のモバイルデータをすべてバックアップしておくこと、また最も重要なデータストア(オンラインバンキング情報、パスワード、Eメールのツールなど)にはアラートを設定しておくことがいかに重要かを示しています。 自分のモバイルデバイスのデータをすでにバックアップし、このWhatsApp攻撃によって自分のデバイスが感染しているかどうか心配な場合には、デバイスの旧イメージへのフェイルバックがスパイウェアの脅威を排除する適切な方法になります。同様に、最も重要なアプリにアラートを設定した場合には、自分が許可していない予期せぬ動作の通知に目を配り、そのようなアラートが発生したら素早く対応してください。 この脅威の前進を最小限に抑える3つの方法 スマートフォンのオペレーティングシステムおよびアプリケーションを最新バージョンにアップデートすること。スマートフォンおよびアプリケーションをサイバー脅威から確実に保護する最良の方法は、最新バージョンが入手できる状態になったら必ずアップデートすることです。面倒だと思うこともありますが、その手順はセキュリティギャップを確実に解消してデータの安全を守ることにもつながります。 スマートフォン内のアプリケーションのアクセス権を制限すること。WhatsAppのようなアプリは、連絡先、写真、動画、カレンダーをはじめとして、電話上の多くの他のアプリおよびデータストレージ機能と連携しています。それによって毎日利用するアプリの便利さは高まりますが、そのせいで1つのアプリへのマルウェアの攻撃が、簡単に他のアプリで保管されている情報にアクセスできるようになっています。 モバイルデバイスを安全で暗号化されたデータバックアップ機能を用いてバックアップすること。消費者向けの Acronis True Imageとビジネスユーザー向けの Acronis Backup は、モバイルを含めたあらゆるプラットフォームに世界で最も安全なバックアップ機能を提供しています。これらのサイバー保護手段を講じていれば、事故や悪意ある攻撃によってどんな個人およびビジネスデータが失われた場合にも、回復することができます。