2017年7月12日  — 14 分で読めます
Acronis
2017年7月12日  — 14 分で読めます
ランサムウェア対策「Acronis Active Protection」は見逃さない。検出されないPowerShellを利用したランサムウェアもブロック
検出されないPowerShellを利用した巧妙なランサムウェアも、Acronis Active Protectionは見逃しません。 新たなランサムウェアの亜種は、PowerShellを利用し、スピア型フィッシングメールによって拡大し検出を回避しました。NioGuard Security Labによると、多くのマルウェアなどのウイルス対策ソフトウェアなどでは、次世代のランサムウェア攻撃に対しての準備ができていない状況です。そういった中でAcronisは、最近のゼロデイ・ランサムウェア攻撃の検出とブロックに成功しています。 Virustotalは、2017年7月9日時点での検出率を、ウイルス対策ソフト57製品のうち掲出できた製品はなかったと発表しています。 2日後にも同様にテストされましたが、テストされたマルウェア対策プログラムの半分以上が、このタイプの危険なランサムウェアを検出できませんでした。   ランサムウェアはどのようにして広がるのか 悪質なJS(Readable Msg-j8k5b798d4.js)は、迷惑メールフィルタによってブロックされた文字を含む、偽の配信状況通知電子メールに添付されたZIPアーカイブ (EML_j8k5b798d4.zip)で配信されます。   ユーザーがひとたび実行してしまうと、 JavaScriptはPowerShellコンソールを起動し、そのオブジェクトを解読したシェルスクリプトをPowerShellコンソールに送信します。
2017年7月11日  — 5 分で読めます
Acronis
2017年7月11日  — 5 分で読めます
オフホスト処理でバックアップを最適化する
データバックアップの状況はそれぞれ異なりますが、ほとんどのIT環境では、複数のシステムでデータのバックアップが必要です。安全なデータ冗長性の観点から、地理的に離れた複数のデータ保管場所が存在する場合もあります。そして最も重要なのは、ビジネス関連のバックアップ要件が主要なシステムの優先順位に対応することです。さまざまなビジネス上の制約、コンプライアンスの要求、またはその他の制限によって、最も重要なシステムに対しては追加の保護が必要になり、より積極的なRPO(目標復旧時点) と、RTO(目標復旧時間)が、要求される可能性があります。 つまり、バックアップを頻繁に実行する必要があり、複数の場所に冗長バックアップを保持する必要があることを示唆しています。 バックアップを作成して処理する方法は、IT バックアップ操作の全体的な効率に大きく影響する可能性があります。元のソースから「元の」バックアップを作成する必要がありますが、バックアップをセカンダリの場所にコピーするなどの後続の操作は、効果的に処理されないと、重要なシステムに不必要な負荷を追加する可能性があります。 最適なバックアップとデータ保護製品を利用することで、バックアップ処理操作を別のホストにオフロードできます。たとえば、初めにオリジナルのマシンにバックアップをスケジュール設定して、バックアップのコピー(複製)をもっと負荷の少ないシステムに移動したり、バックアップ処理操作専用に移動したりすることもできます。 Acronis Backup 12.5では、専用のスケジュールを使用して別のマシンで以下の操作が可能です。
2017年7月7日  — 6 分で読めます
Acronis
2017年7月7日  — 6 分で読めます
御社のバックアップは、ランサムウェア対策していますか?
数年前 “ランサムウェア”と聞くと、ただ漠然と「怖い」をイメージさせる程度のIT用語だったかもしれません。しかし、今ではそういってはいられません。 今年5月12日、かつてない大きな規模のランサムウェアが世界中のネットワークを急襲しました。当初はイギリスの国民保健サービス病院システムを狙った攻撃と思われましたが、セキュリティアナリストにより、被害は150か国20万台のコンピュータに及び、中国やシンガポール、台湾、インドネシア、オーストラリア、日本にも広がっていたことが報告されました。 サイバー犯罪者の目的は金だけではありません。御社のビジネス活動の妨害だけを目的にしているものもあります。身代金を狙うケースは明らかに例外的なパターンです。サイバー犯罪者は、旅行業者や世間的信用度の高い企業になりすまして、電子メールやソーシャルメディアから近づいてきます。そしてそこには、悪意ある添付ファイルやリンク先を記載し、クリックして感染するよう仕向けます。ウィルス対策ソフトに検知されないようにするため、ウィルス自体が添付ファイルの中に巧妙に仕込まれ隠されている場合もあります。非常に手の込んだ手口です。 今までに攻撃されていないから、自分は大丈夫だと思っている人も多くいると思います。しかし、2016年に発生したランサムウェア攻撃のうち27%は、アジア太平洋地域を基盤とする大企業と個人がターゲットにされました。これは全世界で最も高い割合です。 昨年1年間で新たに出現したランサムウェアファミリーは62種類あります。これは2015年と比べて、約600%以上の増加率です。 最新の統計によると、現在10秒に1人のペースで個人が攻撃されており、企業に至っては40秒に1社の割合で襲われています。あなたがターゲットにされるまでに残された時間は、どれくらいあるでしょうか? ランサムウェアの被害にあわないためのどうすべきなのでしょうか? 怪しい電子メールやリンクはクリックしない。 それだけで十分保護できるでしょうか?
2017年7月5日  — 7 分で読めます
Acronis
2017年7月5日  — 7 分で読めます
ビジネス継続性を安定させる7つのポイント
データ保護、すなわちデータのバックアップをする理由は、“備え”です。   例えば、電力供給が止まった際の“備え”   台風などで洪水が発生した際の“備え”   ハッカーなどからサイバーテロを受けた場合の “備え” もちろん、毎日このような有事が起きるということではありません。そしてこういった対策を取らなかったばかりに、大幅に収益を落としたり、事業を廃止に追い込まれてしまったりする恐れがあります。 だからこそ、ビジネスを安定して継続するには、これらの有事に対しての“備え”が重要です。 その“備え”には、データを確実に守る堅牢なデータ保護戦略が必要です。 ビジネス継続性を安定させるための7つのポイントをご紹介いたします。 1. バックアップ計画を事前にプランし、文書化しておく IT部門が有事の際、効率よく機能するために は有事に備えたバックアップ計画と、障害を事前に想定し、事前に文書化しアクションプランをまとめておくことが重要です。 これらのバックアップ計画やアクションプランには、下記の項目をできる限り詳細にまとめておくことがポイントです。 ・   詳細な復元手順 ・   ベンダーとの契約内容 ・   通信手段 ・   輸送オプションなど また万が一こういった被害にあった場合に下記の準備も必要です。 ・   いつ災害を宣言しますか。 ・   データ、ソフトウェア、ライセンスのコピーの保存場所を決めておく ・   想定されるデータ損失量 ・   目標復旧時間をどのくらいに定めるか ・   対策マニュアルは、電子ファイルはもちろん印刷したマニュアルも用意しておく 2. データバックアップとオペレーションの継続の対策 企業のデータのバックアップは、ビジネス継続性と障害復旧の基本ですが、オペレーションそのものの継続性を保証するわけではありません。サーバーが機能しなければ、データは役に立ちません。ハード ウェア/ソフトウェアを再構築してデータをロードするには時間がかかります。すべてのアプリケーションとデータを含むセカンダリサイトを使用するのは1つの解決策ではありますが、中小企業にとっては費用面で実行が困難です。 そこでハイブリッドクラウドの事業継続ソリューションを活用します。Disaster Recovery as a Service(DraaS)は、組織のシステムやストレージ、インストールされたソフトウェアをオンプレミス アプライアンス経由で弊社の提供するデータセンターにレプリケートします。システムが停止してしまった場合、弊社が提供するAcronis Disaster Recovery Serviceの場合、組織のローカル環境、もしくはAcronisのクラウド上でシステムを起動し、システムが安全に復旧するまでの間、組織内外のユー ザーにITサービスを提供し続けます。単一のファイルでも、データベースやサーバー丸ごとでも、かんたんにボタン1つで復元が可能です。1サーバーあたり 15分以下の目標復旧時間(RTO)を設定しています。 3. バックアップデータは、オンサイトおよびオフサイトで保管する 通常ビジネス継続性/障害復旧において、オンサイトとリモートの両方のバックアップファイルの保護が可能です。 オンサイトでの利点: 簡単にデータにアクセスでき、一般的には復元速度も速くなります。ただし、ローカルのレプリケーションは、プライマリ環境にアクセスできる場合のみしか機能しません。 リ モートでの利点: それに対しリモートでの利点は、大きな災害や長期にわたるデータ保持の場合には、オフサイトが効果的です。オフサイトの場合は、できるだけローカルの出来事に影響を受けない地理的に離れた場所でデータやアプリケーションを保護する必要があります。 安定的で確実なビジネス継続および障害復旧を目指す場合は、ローカル・オフサイト両者の利点を実現する「ハイブリッドなソリューション」の活用がより有効的です。高速アクセスを実現するオンサイトアプライアンス、そして高いデータ保護を実現するクラウドでの環境の効率的なレプリケーションです。 4. 復元手順を自動化する たとえ最高レベルのITチームを揃えたとしても、災害時に複雑なプロセスを完璧に実行することは容易ではありません。特に災害のプレッシャーや不確実性の下では、人為的なミスが発生する可能性が高くなります。どんなミスもデータ損失や長期にわたるサービス停止の原因となる可能性がある状況で、ITチームのスタッフが自分自身や家族の安全を心配しながら、手動で複数のサーバーを起動させ、データの復元と検証を行い、ネットワーク接続をテストして他の多数の重要なタスクを実行することは大変な任務です。 被害の状況によっては、スタッフが出勤できない状況に陥る場合もあります。 こういった状況を想定し、復元手順は自動化しておくことが重要です。そして自動化プロセスは、特にITリソースと専門知識が限られている環境下で高い費用対効果を実現します。 最新のビジネス継続性と災害復旧の自動化には、条件付き依存性テスト、並列スレッド、通知付きの手動作業フロー、およびリカバリを信頼性が高く、再現性があり、テスト可能にするその他の要素が含ま れます。 5. 定期的に災害を想定した訓練を実施する 災害時にパフォーマンスを発揮するには、災害を想定した訓練を定期的に実施することです。 障害復旧ソリューションは、実際に機能すると事前にわかっていることで初めてコストに見合うものになります。実際に機能していなければ、無駄なコストとなります。たとえ計画がデプロイ時に完璧に作成され、テストされていたとしても、環境は常に変化するものです。たとえ完全に自動化された環境であっても、ハードウェアやソフトウェアのアップグレード、ネットワークの微調整、スタッフの入れ替わりなど状況が変わることでのトラブルが、ビジネス継続性および障害復旧の手順に影響する可能性があります。 定期的に災害時を想定した訓練をすることが重 要なのは、こう言った理由があるからです。 組み込みのテスト機能、テスト用の個別の仮想 ネットワーク、およびテストのスケジュールを提供するビジネス継続性と災害復旧ソリューションも提供されています。 6. バックアップ環境を確保する セキュリティは常にIT組織の関心事であり、 ビジネス継続性および障害復旧の運用も例外ではありません。ローカルでホストされるソリューションでは、セキュリティはプライマリデータおよびアプリケーション向けにすでに確立しているセキュリティと同じものです。ただし、ビジネス継続性および障害復旧のニーズをクラウドに委ねるには課題があります。特に高度に規制された業界においては、クラウドでデータを内密に安全に維持することが重要要件です。組織はデータを保護し、脅威への防護策を提供することを要求されます。よって、DRaaSプロバイダが使用するデータセンターは、最高レベルのセキュリティであること、さらに、ローカルでのデータの保護には、送信中およびリモートのストレージ設備で保管中に、適切な暗号化キー管理によるデータの暗号化が必要となります。 7. ランサムウェアによる脅威から保護する ランサムウェアによって引き起こされるデータ漏洩の脅威は急激に増加しています。そのため、データのバックアップおよび保護戦略に最初からランサムウェアの対策は織り込む必要があります。最近の WannaCryによる世界規模の攻撃では、マルウェアによる違反が重要なオペレーションを停止させる可能性があることが分かりました(5月12日に英国 のNational Health Servicesでそれが起きました)。そのデータの危機が警鐘となりました。組織は、システムソフトウェアを絶えず更新し、バックアップのスケジュール設定を実行して、マルウェアによる攻撃を検知、ブロックおよび解決するための戦略を採用する必要があります。 これら7つのポイントすべてが管理維持されれば、御社のデータは安全に保護されるまた御社のIT組織は予期しないデータの漏洩や障害に対処する準備ができるということになります。 データを安全に保護するにあたって基盤は、リスクを知り、脅威を軽減する方法を知ることです。
2017年7月3日  — 7 分で読めます
Acronis
2017年7月3日  — 7 分で読めます
統合バックアップソリューションが、ビジネスに最適な理由
現代のビジネスには、1つの鉄則があります。 「IT環境のダウンタイムは、最終損益を脅かすリスクになる」と言うことです。重要なデータ損失は、実際に起こり得ることです。企業のIT環境に対して、包括的なバックアップ対策は取られていますか? 多くの企業では、多岐にわたったIT環境を保有しています。例えば、ある製品ではサーバーを、別の製品では仮想マシンを、そしてまた別の製品ではデータベースを構築しているとします。そしてそれぞれのバックアップには、異なるベンダーのソフトウェアシステムを利用しているとします。しかしこのように環境ごとに異なるバックアップ管理をしていると、様々なリスクが生じます。 異なるIT環境を、異なるソフトウェアでバックアップする際のリスク 複数のバックアップアプリケーションを実行している場合、当然複数のシステムがあり、それぞれ独自の対策をとっています。複雑な管理体制は、時にデータ切断のリスクを増やす可能性があります。 異なるベンダーのソフトウェアによって保存されたバックアップは、通常互換性がありません。 そのため、あるマシンから別のマシンにデータをシフトする際に問題が生じます。 また、異なるマシンからのデータが異なる場所に、異なるプロトコルに従って、または異なる符号化方式を使用して格納されるため、特定のコンテンツを検索することが困難になります。 継続性の欠如は、組織全体の業務の遂行に必要不可欠なデータ、アプリケーション、およびプロセスに対する脅威をあいまいにする可能性があります。 ベンダーシステム間で見落とされていた互換性がないため、バックアップが失われたり、リカバリが失敗する可能性があります。 単一のバックアップソリューションを標準化することは、こうした問題の可能性を減らすことを目指しています。 なぜ一元管理できるバックアップソリューションはリスクを減らせるのか? 一元管理できるバックアップソリューションが好ましいという理由は、極めてシンプルです。 各ITシステムまたはプラットフォームごとに個別のアプリケーションを用意するのではなく、データ保護のニーズを単一のアーキテクチャに統合する完全に統合されたソフトウェアソリューションを使用します。これにより、ハードウェア、ソフトウェア、およびインフラストラクチャを適切に組み合わせることで、プラットフォーム間のバックアップおよびリカバリ操作を最適化できます。 メリット: • 管理の簡素化 異なるバックアップソフトを使用した場合、インターフェイス、制御、設定、およびオプションを含む少なくとも3つ以上のバックアップシステムを使用しなければならないが、一元管理できるバックアップソリューションを使用することで集中管理が可能になります。オペレーティングシステム、仮想環境、データベースなどの異なる環境のバックアップおよび復元 操作を管理する単一のツールを使用することにより、時間を節約できます。 • 手順の最適化 集中化と簡素化だけではなく、標準化は信頼性の高いデータ保護を目指しています。そのため災害復旧戦略の各コンポーネントを効果的に管理できるツールが必要になります。標準化されたソリューションは、増分バックアップのスケジュール設定、仮想バックアップの編成、データ保護ポリシーの作成をより簡単に行うことができます。これにより信頼性の高いバックアップと、データの損失の最小化が実現され、データの復元のリスクが軽減されます。 • 高速復元 標準化されたバックアップは、データ関連でビジネスが中断した場合、最速でビジネスを再開させるための解決策を提供します。統一化がデータセンター全体に広がることで、復元中の障害を排除します。障害のあるコンポーネントは、それがソフトウェア、サーバー、または周辺機器かに関係なく、標準化されたバックアップツールのフレームワーク内でより迅速に置き換えられます。 • コスト削減 情報通信機器などの運用管理を代行するマネジメント・サービス・プロバイダー(MSP)により、柔軟従量制のクラウドの価格設定を利用して顧客に大幅な節約を提供できます。より多くのユーザーとデバイスがサポートを必要とするため、企業により高い価格設定を提供するボリュームディスカウントにより、さらに節約を実現できます。 統合バックアップソリューションは、Acronis Backup 12.5 これらのニーズに対応できるバックアップソ リューションは、Acronis Backup 12.5です。Acronis Backup 12.5は、実証済みのハイブリッドクラウドアーキテクチャに基づいて、Windows、Office 365、Azure、Linux、Mac OS X、Oracle、VMWare、Hyper-V、Red Hat Virtualization、Linux KVM、Citrix XenServer、iOS、Androidを含む21のプラットフォームをサポートします。これにより、バックアップおよび復元戦略を統合し、ITデー タセキュリティ全般を向上させることができます。 Acronis Backup 12.5を導入することで、企業はどこからでも、どのデバイスからでも、バックアップを実行してデータにアクセスできます。使いやすいWebベースのコンソールにより、整理されたシンプルな方法であらゆるデバイスおよびワークロードに簡単にアクセスできます。 Acronis Backup 12.5は、最も使いやすいデータ保護ソリューションです。またIT環境の拡張に応じて、拡張に幅広く対応することができ、複数なIT環境を保護する手間が軽減、高い信頼性とコスト効率を発揮します。 主な機能 •  カスタマイズ可能なダッシュボード:バックアップの実施状況などを一目で確認でき、画面のカスタマイズも可能 •  デバイスのグループ:異なる基準に従って、手動または自動でシステムを編成します。たとえば、すべてのSQLサーバーを一緒にグループ化することができます。 •  バックアップポリシー:グループにバックアップ計画を適用。グループに新しく参加したデバイスに自動でバックアップ計画を適用 •  レポート機能:データのレポート作成を簡素化し、ダイアグラムを追加し、レポートをカスタマイズし、自動納品を設定します。 •  アラート機能:インフラ全体を集約するアラート画面 •  ランサムウェア対策「Acronis Active Protection™」:ランサムウェアによる攻撃からデータとバックアップを保護します。 •  Acronis Instant Restore™:最短15秒のRTO、データを移動せずにバックアップを仮想マシンとして直接起動 •  Acronis vmFlashback™:仮想マシンの迅速な増分復元を利用します。 複雑なバックアップ管理を簡素化し、復元速度を上げてコストを最適化する効率的なバックアップソリューションをお探しなら、Acronis Backup 12.5こそが御社に最適なソリューションです。
2017年6月30日  — 7 分で読めます
Acronis
2017年6月30日  — 7 分で読めます
WannaCryを越える脅威、ランサムウェア「Petya」からデータを守るランサムウェア対策
今週新たなランサムウェアの脅威のニュースが、全世界を駆け巡りました。 この新たなランサムウェアは、ヨーロッパや米国の有名企業、輸送ネットワーク、公共施設、政府機関など数々の著名な企業に攻撃をかけし、全世界へと急速に拡大しています。 この攻撃は当初、ウクライナとロシアに集中していました。ウクライナ国立銀行は、全国のATMがダウンし、旧チェルノブイリ原子力発電所の放射線を監視するシステムにも影響を与えました。ロシア最大の石油会社、ロズネフチもまた攻撃を受けた企業の1つです。 先月のWannaCryが瞬く間に世界中に広がったのと同じようにこの脅威は、世界最大のコンテナ運送会社であるコペンハーゲンに本拠を置くAP Moller-Maerskや、フランスとスペインに拠点を置く世界最大の広告代理店であるWPPを攻撃していきました。 さらに、この脅威は大西洋を飛び越えてアメリカにも上陸しました。   新種?それとも亜種? 今回明らかになったランサムウェアは、 WannaCryの新種という見方もあれば、GoldenEyeに関連している脅威だという見解もあります。 この脅威に感染した場合「このテキストが表示された場合、ファイルは暗号化されているためアクセスできなくなります。」と画面にメッセージが現れます。そして 「あなたは、おそらくファイルを回復する方法を探しているでしょう。しかし、時間を無駄にすることはありません。 私たちの解読サービスなしで誰もあなたのファイルを回復することはできません。」といったメッセージを表示させます。 このランサムウェアはファイルを取り戻すために、約3万円分のビットコインを要求してきました。 数週間で2回目の世界的攻撃 この攻撃は、WannaCryが世界中でおよそ250万のシステムを突破してから6週間後に起こっています。大部分の被害は数日後に発生していましたが、いまだにWannaCryの被害もあちらこちらで見られています。 日本のホンダ工場はわずか1週間前に打撃を受けていました。 これは、私たちがランサムウェアの時代に入っているという証拠であり、広範にわたる攻撃が、当たり前になっています。データを安全に保つためには、強力なデータ保護戦略が不可欠であることを忘れない でください。 ランサムウェアからあなた自身を守る方法 第1の防衛線は、ソフトウェアとシステムを最新の状態を維持することです。WannaCryの場合、マイクロソフトが2か月前に更新したパッチをダウンロードしてインストールをしていれば被害にあうことはなく、システムは保護されていました。 それには、マルウェアを検出して隔離することができる高品質のウイルス対策ソリューションを使用する必要があります。しかし残念ながら、ほとんどのランサムウェアは以下の理由でウイルス対策ソフトを使っても検知されないことが多々あります。 •    多くのランサムウェアは、署名ベースのアンチウィルスソフトウェアでは未知のゼロデイ攻撃である •    ランサムウェアの作成者は、ランサムウェアの発見を回避するために悪用できる「弱点」を明らかにするために、ウイルス対策ソリューションをよく研究している •    ランサムウェアを取り扱っている代理店は、ソフトウェアを検出しないように暗号化している これらの脅威からか確実に防御するには、ビジネス向けはAcronis Backup 12.5、個人向けはAcronis True Imageなど、強力なバックアップソリューションを使うことが重要です。 オフサイト(クラウド)で保護されているデータの定期的なバックアップは、ランサムウェアにとっては歯が立ちません。万が一攻撃された場合でも、バックアップファイルは安全に保護されていますので、心配する必要がありません。 すべての個人と企業がファイルをバックアップすれば、ユーザーファイルの暗号化に依存するランサムウェアはサイバー犯罪者にとって有益なビジネスではないのです。 アクロニスのバックアップは、概念を超えたバックアップ?! Acronisのバックアップ考え方は、本来のバックアップを超越しています。ランサムウェア対策「Acronis Active Protection™」は、ランサムウェアとに積極的に対峙する唯一のバックアップテクノロジーです。 ランサムウェア対策「Acronis Active Protection」は、洗練された分析と人工知能を使用してシステムを監視します。誤った動作や疑わしいプロセスが見つかった場合は、アクティビティを停止し、そのプログラムをブラックリストに登録して、次の再起動時に再起動できないようにします。 万が一ランサムウェアがファイルの暗号化を開始し、ファイルの暗号化を開始したとしても、ランサムウェア対策「Acronis Active Protection」は、進行中の暗号化をすばやく検出し停止します。 Acronisのソリューションはどれぐらい効果的か? 独立系調査会社のテストでは、ランサムウェア対策「Acronis Active Protection」は、ランサムウェアを検知および停止に対して、他の22種類のウイルス対策ソリューションの結果を大幅に上回りました。   まとめ 先月爆発的な被害をもたらした WannaCryのように、この新しいランサムウェアは確かに被害をもたらしています。被害にあった方も、あわなかった方も、Acronis Backup 12.5 や Acronis True Imageなどの強力なランサムウェア対策が可能なバックアップソリューションを使用して、ぜひこの機会にデータ保護戦略の強化をしてください。 ランサムウェアの攻撃は、今後ますます一般的になり、そしてより破壊的になっていくでしょう。
2017年6月29日  — 10 分で読めます
Acronis
2017年6月29日  — 10 分で読めます
Acronis Backup 12.5 新バージョン発表
あらゆる企業で導入いただけるデータ保護ソ リューションAcronis Backupの最新版Acronis Backup 12.5がリリースされました。 今回の発表で、Acronis Backup 12とAcronis Backup 11.7 AdvancedはAcronis Backup 12.5に統合され2つのエディションを提供しています。2つのエディションは、データ保護するIT環境の規模などによって選択可能なStandardと Advancedに分かれており、StandardからAdvancedへはプロダクトキーを登録するだけで簡単にアップグレードができるようになりました。 Standardエディションは、数台の物理的、仮想的、またはクラウド・システムを使用した小規模企業向けで、Advancedエディションは、企業内、リモート・ロケーション、プライベート・クラウドおよびパブリック・クラウド、さらにはモバイル・デバイスなど、ビジネス全体を保護することが可能です。 また、IT管理者が様々なIT環境を一括して管理できるユーザーフレンドリーなWebベースの管理コンソールを採用し、IT管理者のデータ保護にかかわる負担を大幅に軽減することが可能です。 Acronis Backup 12.5は、2016年9月にリリースAcronis Backup 12をベースにしており、50,000人以上のユーザーが使用しています。 Acronis Backup 12.5 Advancedエディション 新機能紹介 カスタマイズ可能なダッシュボード搭載 ユーザーフレンドリーなWebベースの管理コンソール 今回新搭載されたダッシュボードにより、IT 環境全体のデータ保護に関する状況が確認できます。ダッシュボードは目視したいウィジェットを見やすい位置に配置しカスタマイズすることができます。すべてのウィジェットにはライブデータが含まれており、クリックしてバックアップの失敗、エラーメッセージの表示、アクティブなアラート、保護されていないマシンを確認できます。 つまりAcronis Backup 12.5は、使いやすい管理コンソールによって、企業のIT環境全体を監視しデータを保護しているのです。 管理役割と委任 企業によっては、事業部(部署)やオフィスの支店(拠点地)を1つの組織体として構成しているケースもあります。そしてそれぞれにIT管理・権限を譲渡委任しているケースも少なくありません。 Acronis Backup 12.5 Advancedエディションでは、部署や支店を含む大規模環境での管理者権限委譲することが可能です。Active Directory統合により、普段利用しているアカウントやグループをそのまま使用可能です。 またマルチテナントを採用していますので、それぞれ譲渡委任されたリモート管理者は、自分のレイヤー以外のオフィスのマシン、レポート、またはダッシュボードは閲覧できないようになっています。 6つのハイパーバイザのサポート Acronis Backup 12.5には、単一のコンソールからマルチハイパーバイザ環境全体を保護する機能があります。VMware vSphere、Microsoft Hyper-V、Citrix XenServer、Red Hat Virtualization、Linux KVM、およびOracle VM Serverを保護できます。別のハイパーバイザ、物理システム、またはクラウドにも、同じインタフェース内のすべてのVMとホストが表示され、バックアップをスケジュールし、テストし、必要なときに回復します。 リモートおよび自動ベアメタルリカバリ   Acronisブータブルメディアからベアメタルシステムを起動し、Webコンソールからリモートで接続することができます。データセンター内のサーバーを復旧する必要がある場合は、リモートハンド に起動可能なメディアを挿入し、電源ボタンを押してIPアドレスを取得し、遠隔から接続することができます。データセンターへの移動に時間を費やす必要がなく、手間が少なくてすみ、RTOも迅速です。   さらに、起動時にスクリプトによるアクションを実行するようにブータブルメディアを構成することもできます。これにより上記の場合、メディアからサーバーを起動し、スクリプトが残りの処理を実行するだけで、接続する必要はありません。非常にシンプルな操作です。接続なしで遠隔地の自動復旧を構成することができます。Cレベルのエグゼク ティブに自動ブート可能メディアを提供して、外付けドライブやAcronis Cloud StorageからPCをすばやくリストアすることもできます。 SANストレージのスナップショット   VMware VMがNetAppストレージを使用する場合は、バックアップスナップショットをNetApp SANにオフロードすることで、ESXiハイパーバイザの負荷を軽減できます。接続性を設定して、Acronis Backup 12.5で残りの処理を実行するだけです。ESXiでは、バックアップの全期間に渡ってVMの変更を追跡する必要はありませんが、開始時に数秒間だけ、 ESXiリソースをプライマリ実働タスク用に解放します。 Oracle Databaseのバックアップと詳細なリカバリ   Acronis Backup 12.5 Advanced エディションでは、オペレーティングシステム、アプリケーション、設定、データベースなどのOracle Databaseサーバー全体をバックアップし、選択したデータベース、表領域、またはログを復元できます。 さらに、Microsoft AzureおよびAmazon EC2クラウドでホストされているものも含め、物理的および仮想化されたOracle Databaseサーバーで機能します。 改良されたテープサポート 以前のバージョンからの実績のあるテープサポートが、Webコンソールで利用可能になりました。下記が利用可能です。 •    プールと個々のテープの容量と空き容量を監視 •    新しいテープセットを使用してローテーションポリシーを改善 •    ライブラリ内だけでなく遠隔地にもテープを管理 •    異なるテープセットにフルバックアップと増分バックアップを保存 さらに、Acronis Backup 12.5では、新しいテープドライブ、オートローダー、およびライブラリが自動的に検出されます。また、バーコードを読み取り、テープ消去を簡素化し、高速化し、他の多くの機能を実行します。 要するに、会社がテープを使用して機密データをオフサイトに保存する場合、Acronis Backup 12.5はプロセス自体を簡素化しています。 高度なレポート Acronis Backup 12.5には、お客様から収集した豊富なフィードバックに基づいて、多数の定義済みレポートが含まれています。さらに、ダッシュボードウィジェットもレ ポートに含めることができます。数回のクリックでレポートにダイアグラムを追加できます。レポートはフィルター、ソート、およびフィールド選択でカスタマイズでき、企業のレポート作成要件を簡単に満たすことができます。さらに、スケジュールされたレポートを電子メールでPDF(およびその他のファイル形式)として送信するか、特定のフォルダに保存することができます。 Acronis Active Protection™   Acronis Backup 12.5は、業界初のランサムウェアからの積極的な保護を導入することで、データ保護に対して更なる革新を加えています。信頼性と実績のあるバックアップに加えて、Acronis Backup 12.5には、不正なデータ暗号化を積極的に検出および停止し、万が一暗号化された場合にはデータを元に戻すAcronis Active Protectionテクノロジが含まれています。この技術と定期的なオフサイトバックアップにより、ランサムウェアの被害に万が一あったとしても、身代金を払うことなくデータを元通りにすることができます。 つまり、Acronis Backup 12.5は、ランサムウェアの攻撃から“ゼロ”RTOを実現しているということです。もちろん、バックアップファイルとバックアップエージェントも不正な削除や変更から保護されます。   Acronis Backup 12.5 製品のご紹介 http://www.acronis.com/ja-jp/business/backup/
2017年6月13日  — 7 分で読めます
Acronis
2017年6月13日  — 7 分で読めます
Acronis True Image 2017を使って簡単にバックアップを始める方法
バックアップは、大切な写真や文章などのデータを保護するために非常に重要です。 機器の故障、ランサムウェアのようなマルウェア(ウイルス)の被害、うっかり削除、自然災害などからデータを守るためにはバックアップは必要です。 しかしバックアップするのは面倒なことのように思えたり、やり方が難しそうなどのイメージを持ったりする方も多いようです。 アクロニスの個人向けバックアップソフト「Acronis True Image 2017」は、簡単にデータをバックアップすることが可能です。 使い方はシンプルで、インターネットからソフトをダウンロードしてインストールします。最短の2クリックで設定が完了し、バックアップを開始します。 体験版もご用意していますので、インターネットからダウンロードし、ご自分のパソコンの環境に入れて問題が無いか、どれだけ使いやすいかを確認した後にご検討いただくこともできます。 「Acronis True Image 2017」 は、Windowsパソコン、Mac、iPhoneやiPad、Androidの モバルデバイスのバックアップに対応しています。 Acronis True Image 2017をインストールする
2017年6月1日  — 6 分で読めます
Acronis
2017年6月1日  — 6 分で読めます
デジカメで撮影したデータを整理して保存する方法
デジカメで撮影したのデータを、どんな風に整理してらっしゃいますか。 パソコンで整理している方、撮影したは良いが、実はデジカメの中に(フラッシュメモリ)にデータを入れたままにしている・・など、みなさん整理方法はそれぞれお持ちだと思います。 ぜひおすすめしたい整理方法は、 撮影したデータはパソコンに写真を取り込む → 写真管理ソフト等で整理 → そのデータをAcronis True Image 2017のようなバックアップソフトでバックアップするです。 ぜひ実践していただきたい写真データの整理方法です。 整理はしてないなぁ・・・という方も、実はプリントしたり加工したいデータは、SDカードからパソコンにコピーしているという方も、多いのではないでしょうか? 弊社のバックアップキャンペーンにお寄せいただいたコメントでも、写真に関するデータの保護に悩んでいる方いらっしゃいましたので、今回は「おすすめ写真データバックアップ術」をご紹介したいと思い ます。 1.撮影したデータの取り扱い方 ■パソコンで写真を管理すると便利 前述したように、デジカメで撮影したデータはパソコンを使ってバックアップしましょう。 最近のパソコンは、比較的人気のモデルで256GBのストレージから、データ量が増えても安心な1TB以上のストレージを搭載したモデルなど、様々なデータの保存容量があります。 例えば、デジカメで撮影した写真1枚あたりファイルサイズが10MBだとすると、256GBの保存容量のあるパソコンでは約2万枚以上の写真を、パソコンの中に保存出来るという計算になります。 パソコンのストレージ容量(ハードディスクなどの容量)が1TBなら、約10万枚となります。 パソコンには、これ以外にも様々なデータが入るので、実際は写真だけの保存枚数はこれよりも減りますが、数万枚保存出来ればもしかしたら一生分くらいの写真が保存出来るのかもしれません。 最近は、スマートフォンで毎日何十枚も撮影したり、ビデオを撮影する方もいるので、一生とは言わないまでも、数年は大丈夫な容量ではないでしょうか。 これほど多くのデータを手軽に一括管理できるのは、パソコンの大きなメリットです。 スマートフォンやタブレットでも、もちろんデータを保存できますが、容量が増えてきてしまうとクラウドへの保存が必要になる場合もあります。クラウドストレージは無料の容量を超えてしまうと有償になりますので、やはりある程度のストレージを搭載したパソコンは便利だと思います。 ■写真を保存するパソコンの選び方 まだパソコンを持っていなく、もしもこれを機会にパソコンを選ぶ場合は、なるべくデータの保存容量が大きいパソコンをお勧めします。一般的には(メール、Office、インターネットなどを楽しんだりするには、)256GB程度あれば足りますが、沢山の画像を一括管理したい場合は、1TBなど容量の大きめのパソコンを選んでいただくと安心です。 メーカーや機種によっても表示が異なりますが、ハードディスク容量、ストレージ容量、HDDなどと表記されていています。 ■デジカメのデータをパソコンに保存する方法 一般的なデジカメは、SDカードに撮影した写真を保存します。   このSDカードをデジカメから取り出してパソコンに差し込むか、ケーブルでパソコンと接続して、パソコンへ写真を保存します。 一部の機種ではWi-Fiを使って転送できる場合もありますが、SDカードを使って直接やりとりする方がおススメです。   SDカードをパソコンに差し込むと、中のデータを判断して、写真を取り込むか聞いてきます。 これは、パソコンで設定しているソフトによって変わります。 Windows 10では、「フォト」 というアプリが標準で利用可能です。 macOSの場合は、「写真」 というアプリが標準で用意されています。 これ以外にも写真管理アプリは、パソコンメーカーが用意した物、別売りされている物など様々なものがあります。 アプリで管理しなくても、自分で作った写真フォルダに写真データをコピーしておくだけでも問題ありません。 この場合は、日付や場所、イベントなどフォルダーごとに整理すると後から見たい写真を探すときにも便利です。 アプリを使うメリットは、アプリ側の機能で、撮影位置や日付、顔認識による自動分類や一覧表示などが可能です。 さらにアプリによっては、デジタル一眼レフでのRAWデータの詳細な現像など、様々な機能が使える場合もあり、利用した方が多数のデータを整理するには便利です。 このようにしてデジカメのデータをパソコンに保存すると、過去に撮影した写真を手軽に一括表示できるようになるので、過去の写真を振り返るのに非常に便利です。 撮影した写真は、このように整理していただくと、後から見たい写真をすぐに探せるようになり大変便利です。 写真の整理をされていないと言う方は、ぜひデジカメデータをパソコンで管理するところから始めて見ましょう。 2. データのバックアップ方法 ■パソコンでバックアップした写真を、確実に保護しよう 最後は、パソコン自体バックアップです。 パソコンは、持ち運びでいるときにパソコンを落下させてしまうなどの人的被害による故障や、経年劣化による故障、さらにはランサムウェア等の被害に遭遇しデータを喪失してしまうなど、様々な理由でデータをなくしてしまう。可能性がありますので、バックアップが必要です。パソコンをバックアップすることで、写真はもちろん、パソコンに保存されている他のデータもすべてバックアップされます。 ここで便利なのが、バックアップソフトのAcronis True Image 2017 New Generationです。データを簡単にバックアップできるのはもちろん、ランサムウェアのように写真を含めてデータを勝手に暗号化してしまうマルウェアからの保護も用意されています。 パソコンで写真の管理と合わせて、パソコン自体のデータ保護をしっかりとして、写真データが失われないようにしてみてください。 http://www.acronis.com/ja-jp/personal/computer-backup/ 個人向けバックアップソフト Acronis True Image 2017
2017年5月24日  — 8 分で読めます
Acronis
2017年5月24日  — 8 分で読めます
ランサムウェアに関するよくある質問
国内でも一部で被害のあったWannnaCryによるサイバー犯罪で、ランサムウェア自体の認知度は一気に高まりました。 ランサムウェアという言葉自体を知り、どのような被害があるのか、イメージできたと言う方もいらっしゃると思います。 今回は、このランサムウェアの対策や被害について、もう少し詳しくご理解いただくたための質問と回答を用意しました。 ご自身の対策に不安のある方もそうでない方も、是非ご覧ください。 ランサムウェアとは何ですか 英語のRansom(ランサム)は、身代金という意味があります。 ランサムウェア(Ransomware)はコンピューターウイルス種類の1つで、コンピューター内のデータを暗号化し、身代金を要求するコンピューターウイルスです。 最近はコンピューターウイルスのことをマルウェアとも呼ばれており、その中でもランサムウェアによる被害は2016年頃から急増しています。 身代金を払うとデータは元に戻りますか ランサムウェアで身代金を払ったとしても、 データが戻るかどうかは残念ながらわかりません。 身代金の額は数万円から数百万円など様々ですが、「身代金の支払いに応じたが、データが戻らなかった」という例も多くあります。 「ダメ元で支払ってみようか・・・」と、思ってしまうような金額を指定してくるランサムウェアもありますのでご注意ください。 身代金はどのように支払いますか WannaCryでは、ビットコインでの支払い方法をとっていました。その他にもクレジットカード決済、各種プリペイドカードなど様々な支払い方法がランサムウェア毎に用意されています。 慣れた支払方法や簡単に支払えるからと言って支払っても、データが戻るとは限りません。 ランサムウェアの対策など何もしていません。今のところWannaCryには感染しませんが、大丈夫ですか WannaCryに、今はたまたま感染しなくても、 将来同じ脆弱性を利用した別のランサムウェアに感染しない保証はありません。 ランサムウェアに限らずマルウェアはたくさんあります。必ずアップデートをして脆弱性をふさぐ必要があります。 OS、セキュリティー対策ソフトウェア、その他ソフトウェアの更新情報を確認の上、最新の状態に維持しておくことが大切です。 サポートが終わった製品を使い続けても大丈夫ですか サポートが終わった製品の脆弱性修正は、基本的に提供されません。 そのため、インターネットにつないだり、USBメモリ、CD、DVD、フロッピーディスク等からランサムウェア等に感染する可能性は十分あります。 どこにも接続せずにパソコン単体で利用しているだけなら大きな問題はありませんが、データを何らかの手段で取り込む場合は、最新のセキュリティソフトウェアでチェックしたものだけを取り込むようにしましょう。 感染しているかをどう確認したらいいですか 多くのランサムウェアは、ファイルを暗号化して使えなくし、身代金支払いのメッセージを表示します。 表示が無くても、ファイルが使えなくなった場合は、ランサムウェアに感染している可能性があります。 ランサムウェア以外のマルウェアを含めて、感染しているかどうかを調べるには、セキュリティソフトウェア等を使ってご確認ください。 脆弱性とかアップデートとは何ですか 脆弱性とはパソコンやスマートフォンのOSやソフトウェア、アプリ等にある不都合の一種で、その不都合を利用してランサムウェアに感染し攻撃されます。 不都合をわかりやすい例で説明しますと、 例えば、ピッキング不可能と言われる鍵を使った「扉」があるとします。 しかしこの扉が、特定の振動で揺らしたら開いてしまうと言う欠陥があったら、「揺らしたら開く」という事が脆弱性です。この脆弱性を無くすのが「扉の修理」になりますが、パソコンやスマートフォンで言うと、OSやソフトウェアだと「アップデート」になります。 脆弱性は、しばしば新しく発見されることがあります。 この扉の例で言うと、「アイスの棒が鍵の代わりになる」という新たな脆弱性が発見されたとします。この扉は、「さらなる修理」が必要になりますが、誰にも知られなければそのままでも良いかもしれません。しかし現在は、インターネットなどで情報がすぐに広まってしまいますので、一刻も早く修理しなければ、泥棒に入られてしまうリスクがあるということです。 ランサムウェアはWindowsパソコンだけに感染しますか ランサムウェアはWindowsパソコンだけでは無く、すべてのIT機器で感染する可能性があります。Macやスマートテレビでも被害が報告されています。 身近な例ではスマートフォンも感染します Androidスマートフォンがランサムウェアに感染してしまった場合、スマートフォン自体をロックしてしまいユーザーが利用出来なくしてしまうという被害例がいくつも報告されています。 ランサムウェアの被害は、データを暗号化するだけですか ランサムウェア自体はデータを暗号化し、暗号化を解除するための身代金でお金を稼ぐことが第一の目的と考えられています。 しかし、これは隠れ蓑で、他の犯罪のためのデータを収集したり、社会的に混乱させることなどの目的もあるようです。 OSをアップデートしていれば問題ないですか ランサムウェアはOSだけでなく、ソフトウェアやアプリの脆弱性も利用して拡散するケースもあります。 例えば、Webブラウザ、PDFビューアーなど、お客様に利用されることの多いソフトウェアの脆弱性を利用してパソコンに感染しようとするものもあります。 このため、OSのアップデートだけでなく、各種アプリケーションソフトウェア、アプリのアップデートも必要になります。 ランサムウェアを予防する方法は ランサムウェアを予防するには、OSやソフトウェアのアップデートが最低限必要になります。 その上で、セキュリティソフトウェアを導入し、さらにデータのバックアップをする必要があります。 バックアップはなぜ必要ですか OSやソフトをアップデートし、セキュリティソフトを使用していれば、ランサムウェアからの被害の危険性はかなり減少します。 しかし、新種のランサムウェアによる被害から確実にデータを保護できるとは限りません。 このため、バックアップをしてデータを保護し、万が一ランサムウェアの攻撃を受けてしまった場合に備え、データを守る必要があります。 アップデートし、セキュリティソフトウェアを入れ、バックアップしていれば安心ですか ランサムウェアによっては、バックアップデータ自体を暗号化する場合があります。 これを予防するには、ランサムウェアが暗号化できない場所にバックアップデータを保存する必要があります。 バックアップデータ自体を保護する必要があると言うことです。 外付けHDDのケーブルを外しておく、クラウドに保存するなどの方法があります。 クラウド上にあるデータは安心ですか クラウド上にデータがあれば、ランサムウェアの被害にあわない可能性が高いですが、ランサムウェアによってはクラウド上のデータを使えなくする可能性もあります。 下記の場合はランサムウェアの攻撃の対象になってしまうので注 意が必要です。 クラウドへのバックアップでも、 Windowsのエクスプローラーからアクセスできる様なファイルをコピーしているだけのような場合は、ランサムウェアが直接データを暗号化してしまう可能性もあり、クラウドだからすべてが安全だとは限りません。 アクロニスクラウドの場合は、バックアップデータにアクセスするにはアクロニスのバックアップソフトウェア経由になるため、万が一ランサムウェアの攻撃を受けても、バックアップデータの暗号化を防げます。 ランサムウェアはどうやって感染しますか ランサムウェアの感染源は、多種多様です。 ・ インターネットに接続しているだけで勝手に感染する物 ・ メールで添付されたファイル ・ USBメモリのデータから ・ Webサイトの不正な広告 ・ 一見問題ないアプリに仕組まれた物 ・ 一瞬目を離したパソコンを誰かに操作される などがあります。 いつどのように感染するかはわからないので、 常に注意深くしておく必要があります。 パソコンやスマートフォン、タブレットなどだけ注意していれば良いですか ランサムウェアに限らず、マルウェアははあらゆるIT機器で感染する危険性があります。 例えば、一部のWi-Fiルーターに脆弱性見つかりました。さらにこの製品は、サポートを終了していたため使用停止を呼びかけた事例がありました。 マルウェアは、弱点があればそこから攻撃をするので、パソコンやスマートフォン、タブレットの対策はもちろん、無線ルーターや身近にあるIT機器すべてのセキュリティ対策は常に必要になります。 以上、ランサムウェアに関するよくいただくご質問をまとめました。 ランサムウェアからデータを確実に保護するには、バックアップが必要不可欠です。 アクロニスには、ランサムウェアを検知し、攻撃を止め、ランサムウェアによって暗号化されたファイルを復元させる「Acronis Active Protection」機能を搭載した「Acronis True Image 2017 New Generation」 を提供しています。