Acronis Snap Deploy 5 Update 5 リリースノート
Acronis Snap Deploy 5 Update 5 リリースノート
リリース日: 2020年7月13日
ビルド: 2028
概要
Acronis Snap Deploy 5は、IT部門がPCのデプロイ(配置)や復元を短時間で簡単に行えるようにする包括的な展開ソリューションです。Update 5では機能が強化され、旧バージョンの既知の問題が修正されました。
Update 5 新機能
- セクタ単位のイメージングモード
このオプションが有効になっている場合、未割当領域とデータのないセクタを含め、選択したディスクまたはボリュームのすべてのセクタがマスター イメージに含められます。展開中、これらのディスクまたはボリュームはターゲットマシンに「そのまま」コピーされ、ボリュームサイズは変更されません。
- Windows 10 バージョン 1903 向けアセスメント & デプロイメントキット(ADK)のサポート
最新バージョンの Windows 10 向け Windows ADK を使用して、Acronis Snap Deploy 5 PEビルダーウィザードを含む WinPEベースのブータブルメディアを作成できます。
- Windows Server 2019 のサポート
Acronis Snap Deploy 5 Update 5 で、OS 配置サーバー、PXE Server などのコンポーネントを Windows Server 2019 にインストールしたり、この OS のイメージを取得して配置したりできるようになりました。
Update 5 で修正済みの問題
このセクションでは、Update 5で修正された問題について説明します。
- [ASD-4217] ブータブルメディアを使用して Acronis Snap Deploy 5 スタンドアロン ユーティリティを起動すると、すべてのローカルディスクが初期化されます。
- [ASD-4169] Linux ベースのブータブル メディア環境でスタンドアロン配置ツールを使用する場合、初期化されていないディスクへのマスター イメージの配置が失敗することがある。
- [ASD-4149] 複数のリムーバブル メディア (複数の CD/DVD) にわたっているマスター メディアの配置を、スタンドアロン メディアを介して行うことはできません。
- [ASD-4041] 初期化されていないディスクへのマスターイメージの配置が、「ボリュームの割り当てに失敗しました」エラーで失敗することがある。
- [ASD-4035] GPT ベースの Windows 10 イメージを配置すると、ターゲットシステムでパーティションの順序が変更されることがある(MSR パーティションが常に最初に配置される)。
- [ASD-4031] GPT ベースの Windows 10 イメージを GPT ディスクから元のサイズと同じサイズのディスクに配置するときに、配置を「そのまま」(サイズ変更なしで)使用すると失敗する。
- [ASD-4020] [ユーザーが開始する配置] モードを有効にすると、Acronis PXE サーバーから起動したコンピューターに [オペレーティングシステムの起動] (タイムアウト時)オプションの設定が適用されない。
- [ASD-3875] このマシンで定義されている個々の設定の [ユーザーアカウント] パラメータが、配置テンプレートで指定された [ユーザーアカウント] 設定で誤って上書きされる。
- [ASD-3869] Linux ベースのブータブルメディアを Gen2 Hyper-V 仮想マシンで起動できない。
- [ASD-3833] デフォルト設定を使用して USB フラッシュドライブ経由で Acronis Snap Deploy 5 Agent に起動されるターゲットシステムに配置すると、USB メディアの存在によりディスクの順序を正しく検出できないため、「ターゲットディスクを解決できませんでした」 -> 「ブータブルメディアに配置できませんでした」エラーで失敗する可能性がある。
- [ASD-3820] ‘ext4’ ファイルシステムを含む Ubuntu ソースシステムを同じマシンに配置した後、起動できなくなる可能性がある。
- [ASD-3819] 'ext4' ファイルシステムを含む Ubuntu システムを配置するときに、配置の進行が不適切であることが示される。
- [ASD-3616] Acronis メディアビルダーで作成された ISO イメージをサードパーティのツール(Rufus など)で USB フラッシュドライブに保存しようとすると、ISO イメージ形式との互換性がないため保存できない。
- [ASD-3366] 'ext4' ファイルシステムを含むシステムから取得されたマスターイメージが常にセクタ単位モードで実行されるが、これは正常な動作ではない。
- [ASD-3350] [転送するファイル] 配置設定の下の [ターゲットマシン上でファイルを実行する] チェックボックス設定を GUI で編集しようとするときに、この設定が保存されない。
- [ASD-3155] 複数の CD/DVD ディスクに分かれているマスター イメージのスタンドアロン配置、または ASDCMD ユーティリティを介した配置を実行するときには、ディスクを複数回、入れ替える必要があります。
既知の問題
このセクションでは、現在までに把握されている製品の問題および可能な場合はその回避策について説明します。
- [Windows 10固有] Windows 10を実行しているターゲットコンピュータにManagement Agentをリモートからインストールできるのは、ビルトインAdministratorのログイン情報が指定されている場合、またはコンピュータ上でUACが無効に設定されている場合に限られる。
- Acronis ブータブルメディアでマシンのハードウェアが正しく検出されないことがある。
解決策: 代わりに WinPE ベースのブータブルメディアを使用します。
- ターゲットコンピュータ上のUACが有効になっていて、コンピュータがActive Directoryのメンバーでない場合に、Acronis Snap Deploy 5のコンポーネントをリモートでインストールしようとすると、「アクセスが拒否されました」というメッセージが表示される。
解決策: リモートコンピューターのUACを無効にしてリモートインストールを使用できるようにします。リモートコンピューターがドメイン内に存在している場合は、ドメイン管理者アカウントを使用します。
- Windows Small Business Server 2011の配置後、コンピューターのセキュリティ識別子(SID)が変更されない。
- Acronis Snap Deploy 5のAcronis PXE ServerがAcronis Backup & RecoveryまたはAcronis Backupのいずれかと競合する(同じコンピュータにインストールした場合)。
解決策: PXEサーバーを別のコンピューターにインストールします。
- マスターイメージクリエーター ウィザードを開始していずれかの USB ドライブを接続または切断した場合、「ハードディスク 1 のセクタ 0 の読み取りに失敗しました。セクタはスキップされました」のような、すべてのドライブに関連する複数のエラーが発生する。
解決策: マスターイメージの作成中は、USBドライブの抜き差しを行わないでください。
- [実行するアプリケーション] 設定が、Windows7またはWindows 2008の配置後に機能しない。
解決策: オペレーティング システムでアプリケーションまたはスクリプトを自動的に実行するには、[転送するファイル] 設定を使用してファイル、スクリプト、またはスクリプトへのリンクを、ターゲット コンピューターの [スタートアップ] フォルダ (例: C:\Users\USER1\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup フォルダなど)にコピーします。
- OS配置サーバーでネットワークアダプタの [ジャンボパケット] プロパティが有効になっている場合、配置に失敗して「ホスト'X.X.X.X'が配置に失敗しました」というエラーが表示される。
- Acronis PXE ServerからHyper-V 3.0仮想マシンを起動する速度が非常に遅い。
- VPN接続を介して外部ネットワークからの配置に成功した後、「配置に失敗しました」というエラーが表示される。
- 配置テンプレートで [配置された各コンピューターに一意のSIDを生成する] チェックボックスをオンにした場合、配置後にWindows Storeアプリケーションをアップデートしたり再インストールすることができない。
- Acronis PXEサーバーにAcronis Snap Deploy 5エージェントをアップロードする際、[メディアからの起動時に自動起動] で [オペレーティングシステムを起動する] オプションがオンになっている場合、[エージェント起動のためにPXEサーバーを使用] チェック ボックスが機能しない。
Build Path - Where the CHM file is located